Amazonの現役マネージャーが語る新人・無経験のマネージャーが犯しがちなミスとは?

By Fernando de Sousa

企業の部署や部門の管理者を指す「マネージャー」は、さまざまな能力が求められる役職です。「マネージャーになって最初の数週間で犯してしまった3つ(以上/以下)のミスとは?」という質問がQ&Aサイト「Quora」に投稿され、多くの現役マネージャーが返答しているほか、Amazonで現役のゼネラルマネージャーを務めるイアン・マカリスター氏も、自らの失敗談や、同僚の新人マネージャーとの勤務経験によって「新人・無経験のマネージャーが犯しがちなミス」を語っています。

Management: What are common mistakes that new or inexperienced managers make? - Quora
http://www.quora.com/Management/What-are-common-mistakes-that-new-or-inexperienced-managers-make

◆業績管理

By SalFalko

対応が遅い
多くのマネージャーが業績が悪化してから部下に厳しい指示を出していますが、業績に注意して早期の内に対処することで微調整を加えるだけで済むとのこと。

悪い業績を文書化しない
従業員に対して悪い業績をメールなどに書いて送ることで、自らが置かれている状況を把握させることができ、解雇するべき従業員がいる場合にも話しやすくなる効果があります。

良い業績を文書化しない
良い業績を従業員向けにメールなどで公開することは、従業員が会社・チームとしての貢献を認識できる素晴らしい方法です、とマカリスター氏は推奨しています。

◆キャリア開発

By US Embassy

従業員のことを知らない
従業員全員の子どもの名前を覚えるといった努力は、仕事を与えるにあたって必要な、それぞれの従業員のタイプ・職業上の目的・弱点を把握するきっかけになります。また、従業員が離職・転職を考えていることにも気付くことができる可能性があります。キャリア開発の1歩目は従業員との信頼関係を築くことから始まります。

優れた業績を出している従業員に注意を払っていない
現状の業績や従業員の働きに満足している場合、マネージャーはそこで満足に終わらずにさらに従業員が快く働ける職場作りに投資するのがベター。

従業員の成長に投資していない
仕事ができる者にはキャリア開発と保持の機会を、業績が思わしくない従業員には改善するための場を作る投資を行うべきです。常に全従業員に対する成長・能力向上を意識することで、毎年の業績アップを見込むことができるとのこと。

◆リーダーシップ

By Pedro Ribeiro Simões

考えが浅い
成功するリーダーはチーム・会社のために成長およびチャンスを作るために努力しますが、考えの浅いリーダーはどちらかしか選びません。100%の成長を目指す代わりに、10倍、100倍の成長を目指すのが良策です。

リソースの割り当てが明示的ではない
限られたリソースを明示的に割り当てることは、プロジェクトや指示の優先順位をつけることと同じです。新人マネージャーに対してはチームが自由に自己管理をし過ぎることがあるため、リソースの明確な割り当てによって最適化を図ることが大切です。

評判の良くない決定の伝え方が下手
仕事において悪い決定が下ることがありますが、どう伝えるかが重要です。Amazonのマネージャーの経験によると、チームミーティングの時に決定を伝達し、「なぜ決定が下されたのか」を説明します。その後十分に考える時間を与えた上で、質問にしっかりと答えることがベストな方法だったとのこと。悪いマネージャーはよく「上司の命令だから」と片付けるそうです。

チームの問題点を解決するのが遅い
新人マネージャーはチームの抱えている弱点に注意を払わない傾向にあります。良いマネージャーはチームの弱点を把握し、解決につながる戦略を提案するとのこと。

◆採用活動

By Nana B Agyei

人材管理に投資しない
優れたマネージャーは有能な人材候補を個人的人脈の中に持っているため、人事部が間違った人材を選んでも、主導権を持って人材採用にあたることができます。経験のないマネージャーは、人事部から送られてきた人材だけで満足してしまいがちです。

雇用に力を入れない
優れたマネージャーは履歴書のチェックから面接スケジュールの段取り、実際にどの候補を採用するかまでの全ての採用活動を迅速に行います。なぜなら、採用活動で手を抜いてしまうと、有能な候補が他の会社に流れてしまったり、会社内でも別のチームに採られてしまう可能性があるためとのこと。

◆雇用

By David Blackwell.

採用者の必須条件がわかっていない
経験のないマネージャーは一般的なスキルを持つ候補を採用してしまいますが、優れたマネージャーは仕事に必要な条件に絞って採用活動を行います。

雇用基準を低くする
新人マネージャーは経験の乏しさからマネージャーとしての能力が低くなってしまいますが、雇用基準にまで影響してしまうため、採用者の雇用基準を下げてしまいます。仕事において維持しなければいけないラインを把握することがマネージャーにとって重要とのこと。

◆組織開発

By CALI - Center for Computer-Assisted Legal Instruction

指揮系統が定まっていない
優れたマネージャーは指揮系統を明確にする努力を行いますが、新人マネージャーは複数の上司に意見を求めてリソースが分割されるといった事態を巻き起こしてしまいます。

部下にクイを打つ
チームに必要なのは部下を抑制することではなく、チームの規模に応じた仕事を割り振ること、オーバーワークにならないように仕事量を調整することです。

敏感になりがち
マネージャーは上司へチームの業績を報告する必要がありますが、業績が悪いチームをすぐに報告しがちです。チームはリソースの再分配や、与えている役割の変更を行うことで効率を上げることができるかもしれません。熟練のマネージャーはチームに必要な変更点や、成功を出すまでに必要な時間を正確に予想できます。

◆可視性

By Fernando de Sousa

手柄を横取りする
新人マネージャーはチームの手柄を自分の功績によるものと捉えてしまいがちですが、優れたマネージャーは功績をチームの手柄であると認識させ、より理想的なチームを目指します。

責任逃れをする
新人マネージャーは非難をチーム全体に向けてしまいがちです。チームの短所は自分の短所として、非難を受けた時は責任を持って対処するのが優れたマネージャーです。

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