MicrosoftがNokiaの従業員向けに作成した秘密のマニュアル
2013年9月3日に総額7000億円超でNokiaの携帯電話事業や地図ライセンスを買収することを発表、2014年4月25日に手続きを完了しました。その陰で、MicrosoftはNokiaを買収する数ヶ月前から約2万人にも及ぶ携帯電話事業に携わる従業員向けに極秘マニュアルを作成していたことが判明、完成したマニュアルの中身が一部公開されています。
Microsoft made a secret book for Nokia employees before its takeover | The Verge
http://www.theverge.com/2014/5/15/5719840/microsoft-nokia-one-book-photo-essay
これがMicrosoftが作成した秘密のマニュアル。デザインはTCOLondonが担当し、53カ国90都市の従業員に配布されたとのこと。
このマニュアルは全128ページで、最初にMicrosoftとNokiaのこれまでの歴史が記されています。
本の表紙には大きな文字で「ONE」と書かれており、携帯電話事業の買収により強まる2社の関係性が描かれています。
2社が初めて協力体制を取った際のこともきっちりイラスト化。
1991年にNokiaによって世界で初めて作られたGSM携帯電話のこともしっかりと紹介されています。
Microsoftの創始者であるビル・ゲイツ氏が掲げた「すべての家庭のすべての机の上にPCを」というテーマもアリ。
外科医がKinectセンサーを使って手術することを取りあげているように、2社のこれまでの実績も複数取りあげられている模様。
さらに、Nokiaがリリースした携帯電話Mobira Citymanの写真もあります。
他にも何やらとてもサイバー感あふれるイラストが盛り込まれており、2社がこれまで歩んできた道のりを示すためのアイデアが満載のようです。
なお、Microsoftのサティア・ナデラCEOはこの本をフィンランドのSauli Niinisto大統領に贈るためにフィンランドを訪問したとのことです。
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