ネットサービス

インターネット上に存在するさまざまなウェブサイトの規模や関連性を可視化したマップ「The Internet map」


インターネット上にはさまざまなウェブサイトが存在しており、2006年にはウェブサイトの数が1億を突破、さらに2008年にはGoogleがウェブ上の固有のURL数が1兆を突破したことを明らかにしていました。そんなネット上に星の数ほど存在するウェブサイトの規模や相互の関係性を可視化し、そしてマッピングしたのが「The Internet map」です。

The Internet map
http://internet-map.net/


インターネット上に無数に存在するウェブサイトの相対的な関係を可視化して示す、というプロジェクトが「The Internet map」です。ウェブサイトは全て地図上に丸で表記され、丸のサイズがサイトのトラフィック量を表します。なお、The Internet mapではウェブサイトがどれだけ人に見られているのかを調査しているAlexaが公開しているデータを基にマップを作成し、196カ国35万以上のウェブサイトをマッピングしています。

また、マップ上に表示されている丸はウェブサイトが使用されている国ごとにカラーが異なり、例えば赤色ならばロシアのサイト、黄色は中国、紫色は日本、水色はアメリカといった具合に地域別に大まかに分類されており、国ごとのインターネット上での勢力図が表されているかのよう。


マップの右下には日本(紫色)とブラジル(黄色)があるわけですが、その間の赤丸ゾーンにはほとんどの国のインターネット勢力図よりも巨大なポルノ関連サイト群があり、いかにネット上でポルノ関連サイトの勢いがすさまじいかが分かります。


そんなマップの全体像を改めて見てみるとこんな感じ。


この右下にある紫色の丸たちが日本のウェブサイト。


中でも1番大きなサイズの丸をクリックしてみると、これは日本一のトラフィックを誇るYahoo! JAPANでした。Alexaによると、Yahoo! JAPANのトラフィック量は日本ではナンバーワンで、全世界で見ても19番目にランクインしているとのこと。さらに世界中のインターネットユーザーの内3.269%がこのサイトを訪れた、という数値まで表示されます。


マップ上にはたくさんのサイトが表示されまくっているので、お目当てのサイトをマップ上で見てみたい場合は、画面右上のテキストボックスにサイトURLのホスト名を入力すればOK。


するとこんな風にサイトのホスト名が書かれた丸が出現。


コレをクリックするとサイトの紹介文や国別・世界別のトラフィックランキングが見られます。


これは日本のAmazon。


これの近くには復刊ドットコムや……


こびとづかん公式サイトがあります。ウェブサイト同士の位置関係はウェブサイト同士の間にあるリンクが多ければ多い程近くに表示されるようになるとのことです。


これを知っていると、ニコニコ動画のすぐ側にゆるゆりの公式サイトが表示されているのにも納得……できるようなできないような。


ウェブサイトによってはさまざまな国のウェブサイトと深い関係になっているものも見受けられます。


他にも、AmazonはAmazon.com(www.amazon.com)とAmazon.co.jp(www.amazon.co.jp)という異なるホスト名を持っています。しかし、Twitter(twitter.com)やFacebook(www.facebook.com)のように、国別に個別のホスト名のサイトを持っていない場所もあり、そういったウェブサイトの場合は日本エリアには表示されずにマップのど真ん中にあるアメリカエリアに表示されていたりします。


さらに、中国ナンバーワンのトラフィック量を誇る百度や……。


Google香港など、さまざまなウェブサイトをマップ上では見ることができ、サイト同士の意外な関係性を目にすることができます。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
携帯電話の電波を可視化すると世界はこんな風に見える - GIGAZINE

データを分かりやすくスタイリッシュに可視化できるJavascriptライブラリ「D3.js」 - GIGAZINE

ダークネットトラフィックを可視化してリアルタイム表示する「nicter」 - GIGAZINE

ボカロ曲動画をつなげて星座のように可視化して表示してくれる「Songrium」がかなり強力 - GIGAZINE

部屋の無線LANの電波強度をうろうろ歩いて実測し可視化できるフリーソフト「Ekahau HeatMapper」 - GIGAZINE

恋愛関係ネットワークを可視化した「ジェファーソン高校恋愛構造図」 - GIGAZINE

in レビュー,   ネットサービス, Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article here.