Googleの自動運転カーは複雑な交通状況の市街地でもすでに実用レベルの自動走行が可能


Googleが開発中の自動運転カーは、その名の通り、ドライバーが運転することなく自動車が周りの状況を認識して自動走行できる未来の乗り物です。これまで、比較的交通状況が安定している高速道路を中心にテストを繰り返してきた自動運転カーですが、市街地でのデモ走行を繰り返し能力に磨きをかけ、すでに実用レベルに達していることが最新のムービーから明らかになりました。

Official Google Blog: The latest chapter for the self-driving car: mastering city street driving
http://googleblog.blogspot.jp/2014/04/the-latest-chapter-for-self-driving-car.html

Google自動運転カーが、実用レベルに達していることが一目で分かるムービーは以下から。

Google Self-Driving Car on City Streets - YouTube


Googleの自動運転カーの最新動画を紹介してくれるGoogle自動運転カープロジェクトメンバーのビセラさん。


自動運転カーに乗り込みます。なお、Lexus RX 450hがベース車両。


今回、自動運転カーはGoogleの本社があるカリフォルニア州のマウンテンビューの市街地を走行するとのこと。


運転席のビセラさんはハンドルに手を触れていませんが、自動運転カーは見事に左折をクリア。


画面の紫色の箱状の物体は自動運転カーが認識している自動車を表しています。工事中の標識も正しく認識していることが分かります。


標識の通り、前方に工事現場を発見。


パイロンの間を難なく通過していきます。


前方に障害物を発見、進行に問題がないかどうかその左右をセンサーで確認。緑色のはしご状の印はこの位置まで進路がクリアであることを示しています。


路上駐車しているピックアップトラックでした。自動運転カーは適度な距離を保って避けています。


踏切地点にやってきました。まだ踏切内に前の車がいるので「前に行ってはいけない」ということを示す赤いはしご状の印が自車の前に出ています。


この状態で待機し、前の自動車が線路を線路を渡りきって踏切内から出たことを確認してから……


自動運転カーは踏切に進入していることが確認できます。


前方右方向に見える赤い物体は、走行中の自転車。自動運転カーにとって自転車は移動物体の中でも最も注意を払う存在とのこと。


サイクリストが左手を挙げて車線変更することを知らせています。


自動運転カーはサイクリングする人のジェスチャーを認識して危険を予測可能。


サイクリストは自転車専用レーンに戻ったと思えば……


また、突如、車車線に進入してくることがあります。自動運転カーは、自転車の気まぐれな挙動に最大限の注意を払って衝突を回避します。


横断歩道付きの交差点にさしかかりました。交通事故が最も起こりやすいシチュエーションです。


画面状の黄色い物体が歩行者を表しています。歩行者が横断歩道を渡るのをじっと待つ自動運転カー。このとき、「この人はすでに横断歩道を半分以上進んでいるからその背後は通ってOK」「この人は横断歩道を渡り始めたばかりなので待機」と複数の目標に対しての現状確認を行っています。


歩行者はみんな行ってしまって右前方はクリアになりましたが、右後方から自転車が近づいてくるのを検知したのでまだ交差点内へは進入しません。


自転車も通り過ぎて安全に通行できる状態になってから、自動運転カーが交差点に進入。


このように、巻き込み事故を回避する能力もすでに取得しているようです。


Google自動運転カーはすでに約70万マイル(約112万キロメートル)の自動走行をテスト済み。Googleによると、一見、複雑で混沌としている様に見える市街地の交通状況といえども、数千通りのシチュエーションを想定しコンピュータに学習させることで、次に何が起こるのかは十分予測可能であるとのこと。ドライバーが一切の運転操作をすることなく目的地まで自動運転してくれる未来の実現をGoogleは楽観視しているとのことです。

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