取材

iPodを非正規店に修理に出してアップルの約半額で修理してもらいました


アップルの正規修理はパソコン・iPhoneなどの修理料金が高めなことで知られていますが、そういった際に今後正規のサポートが受けにくくなるというリスクもあるものの、修理料金を安く済ませられるお店が非正規の修理店です。以前iPhoneの修理をお願いしたスマートドクターに今回はiPodの修理もお願いするべく、お店に行って修理をしてもらいました。

iPhone修理とカスタム確かな技術でお客様をサポート|スマートドクター
http://www.iphone-doctor.net/

Smart Doctorに到着。


お店の前ではiPhoneの修理料金が看板に書かれていますが、iPodやiPadの修理も行ってくれます。お店に入ってみることに。


店内にはiPhoneやiPadの関連用品がたくさん並んでいます。


さっそく修理カウンターに壊れたiPodを持っていきます。


まずは修理依頼書に自分の名前や故障の症状を記入。


5年ほど前のiPod。回りに傷がついていますが今まで問題なく音楽が聴けていたものが、突如片耳が聞こえなくなってしまいました。


壊れているのはイヤホンフレックスの部分。


特に外から見ておかしなことはなく、中のパーツが壊れてしまっているとのことでした。


修理を行う前に、現在のiPodの状態を記録します。


現在問題がある箇所はイヤホンジャックとフレームのゆがみ。


さっそく修理専用の机に持っていってもらい、iPodを修理してもらいます。


机にはiPhoneやiPodを開けるための工具を何種類も用意。


これが修理を行うための台。


マグネット式になっており、小さなネジが張り付くのでなくさずに済みます。


まずはiPodを開けます。iPhoneには下にネジが付いているものもありますが、iPodには付いていません。


iPodをこじ開けるために、細かい隙間に彫刻刀のような道具を突き刺します。


隙間に道具を差し込んではずしていきます。


iPodの横の部分が開きました。


上にも道具をめり込ませていきます。


複数の場所に道具をめり込ませると……


完全にiPodを開けることに成功。


バッテリー近くに線が繋がっているので、ピンセットではずします。


バッテリー・ケーブル・内蔵のHDDなどが主な中身。


さらにHDDの裏にあるケーブルをピンセットで外します。


今回故障してしまっているのはイヤホンフレックスケーブルという部品。これを新しいものに付け替えます。


イヤホンフレックスケーブルを外すためには、上にあるバッテリーを外さなければなりません。


バッテリーは特殊な接着剤で固定されているので、ドライヤーで温めると……


簡単に外すことができます。


バッテリーの裏に数個のネジが固定されています。


これを専用のドライバーで外していきます。


バッテリー裏のイヤホンフレックスの裏の部分は、4本のネジで固定されていました。


イヤホンフレックスのネジの固定が外れました。


次はシールで貼り付けられている部分をピンセットのような道具で剥がします。


ペリッとな。


パーツを全部外し終わったら、空気を吹きかけほこりや小さなゴミを落とします。


汚れを落としたら、イヤホンを新しい部品に付け替えます。ここからは主に外す時と逆の流れで作業を行います。


新しいイヤホンフレックスに付け替えが終わったら、ネジで固定。


ネジの固定が終わりました。


前のパーツに付いていたテープでイヤホンフレックスの一部を固定。


HDDの裏にもイヤホンフレックスのケーブルを接続。


HDDを接続し、バッテリーから伸びる黄色っぽいケーブルを電源の横にピンセットではめます。


これでおおまかな作業は完了。


いったん閉じてしまう前に、音がきちんと聞こえるようになっているかをチェック。


問題なく聞こえるようになっていました。


今度は横を完全に閉めます。


閉めても音は問題ナシ。修理は成功です。この間約10分から15分ほど。


修理が終わったら、動作確認シートでお客さんが修理内容を確認。


代金は7900円。アップルで正規の修理をお願いすると、1万4800円かかるので約半額で修理をしてもらえます。


現在の修理依頼はiPadが1日5台ほどで、iPhoneは1日15台ほどでiPodの修理は数えるほどだそうです。アップル公式の修理よりはかなり安く済むので試してみる価値は大いにあります。

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in 取材,   ハードウェア,   ピックアップ, Posted by darkhorse_log

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