別々に発見された2つの化石が160年の時を経てまさかの完全一致、超巨大ウミガメだったことが判明


2012年にアメリカ・ニュージャージー州でアマチュア古生物学者のグレゴリー・ハーペル氏がウミガメのものと思われる化石を発見し、ドレクセル大学フィラデルフィア自然科学アカデミーに寄贈しました。博物館員は1840年代に発見されて博物館で保管している海亀種の上腕骨の一部と見られる化石「Atlantochelys mortoni」とよく似ていることに気付き、2つの化石を合わせてみたところ、双方の断面は完全に一致し、同一個体のものであることが判明しています。

BBC News - Monster turtle fossils re-united
http://www.bbc.com/news/science-environment-26717415


古生物学者のハーペル氏はニュージャージー州でサメの歯の化石を探して発掘を行っていたところ大きな岩を発見。ハーペル氏は岩が異様に重いことや、サメの咬傷があったことから岩ではなく何かの化石と気づき、さらなる調査のためフィラデルフィア自然科学アカデミーに化石を寄贈しました。


博物館のジェイソン・シャイン氏と学芸員デービッド・パリス氏は、受け取った化石が1840年代に発見されて保管しているウミガメの化石「Atlantochelys mortoni」に似ていることに気づき、「ありえないことだが、mortoniの下半分ではないだろうか……?」と2つの化石を合わせてみたところ、なんと完全に一致したとのこと。


ドレクセル大学のさまざまな場所で検証したところ、2つの化石の一致は間違いではないことが証明されており、ドレクセル大学のTed Daeschler博士は「2つの化石が組み合わさった時はびっくり仰天しました」と話しています。再現されたのは7500万年前の白亜紀に生息していたウミガメの上腕骨にあたり、現代のウミガメと非常に似た作りであるものの、頭から尻尾までの全長は3メートルに達する過去最大サイズのウミガメであることがわかっています。


なお、Atlantochelys mortoniに関する調査結果は次号のPNAS(米国科学アカデミー紀要)に掲載される予定です。

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