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Apple・Googleらの結んでいた秘密協定はさらに大規模であると暴露される

By Mengfei Sh

Google、Apple、Adobe、インテル、ピクサーらが他社社員の引き抜きを禁止する秘密協定を結んでいたことが明らかになっていますが、Googleの会長エリック・シュミットと共同創業者セルゲイ・ブリンのメールやApple・Googleの社内メモなどの秘密協定の規模がさらに大規模であることを示す資料がPandoDailyによって公開されています。

Revealed: Apple and Google’s wage-fixing cartel involved dozens more companies, over one million employees | PandoDaily
http://pando.com/2014/03/22/revealed-apple-and-googles-wage-fixing-cartel-involved-dozens-more-companies-over-one-million-employees/


Emails From Eric Schmidt And Sergey Brin On Hiring Apple Workers - Business Insider
http://www.businessinsider.com/emails-eric-schmidt-sergey-brin-hiring-apple-2014-3

以下はブリンが送信したメールの内容を抜粋したもの。「GoogleがSafariの開発チームの人材を採用しようとしていたことに腹を立てたスティーブ・ジョブズが電話をかけてきた」と書かれており、ブリンは「私たちはブラウザ開発を行っていないので、私の知る限りでは特別にSafariチームの人材を採用しようという話は聞いていない。AppleとSafariに関係する採用戦略は確認しておく」とジョブズに伝えることでその場を落ち着かせたとのこと。


その2日後に再びジョブズが「もしSafari開発チームから1人でも雇用するなら、それは戦争を意味する」と強行に通告してきたことをブリン氏がメールしています。その中で次の議論の機会までAppleの人間の採用をストップするよう指示したことを明かしています。


以下はブリンのメールの日付から約10日後の日付が記されたAppleの社内メモ。はっきりと「お互いの社員を採用しないことに合意した」と書かれており、ブリンとジョブズのやり取りが合意に至ったことを示しています。


また、GoogleとApple2社間だけにとどまらず、シュミットとeBayのCEOメグ・ホイットマンが電話した内容からも同様の秘密協定が結ばれていたことも暴露されています。以下のメールにはGoogleの採用担当者がeBayのCOOに引き抜きを持ちかけたことから、Googleが採用担当者を解雇したことが記されています。


また大手テクノロジー7社の間で「Do Not Callリスト」が作成されていたことは以前から明らかになっていましたが、Googleの社内メモから新たに「Restricted Hiring(制限付き雇用)リスト」が作成されていたことも判明。MicrosoftNovellOracleサン・マイクロシステムズがリストアップされており、この4社だけで約20万人の従業員に影響していたとのこと。

さらにGoogleは「Do Not Cold Call(勧誘電話禁止)リスト」という別個の秘密協定も作成しており、Apple・Comcast・DoubleClick・GenentechIBM ・Illumita・IntelIntuit・Microsoft・OgilvyWPPといった企業の名前が並んでいます。10万人の従業員へ影響を与えたとされる大手テクノロジー7社に関する裁判は既に行われましたが、これらの資料によって影響を受けていた従業員の数は100万人以上と判明。シリコンバレーで引き抜きを禁止して給与を違法操作する秘密協定は、想像を絶する規模で結ばれていた可能性が指摘されています。

PandoDailyは名前の挙がった企業にコメントを求めていますが、コンタクトのとれたOracle・Microsoftなどの企業はコメントを断っており、Apple・Googleからは記事公表までに返答がなかったとのことです。

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