メモ

渦中の「ナカモト サトシ」と目されていた人物が関与を否定する声明を発表


仮想通貨「ビットコイン」の発明者「中本哲史」の正体であるとしてニューズウィーク誌が取材を行っていたドリアン・サトシ・ナカモト氏ですが、その関与を否定する声明を発表し、自らを含む家族のプライバシーを尊重するよう訴えています。

Man who Newsweek says is Bitcoin's creator issues new denial, hints at legal action - Neowin
http://www.neowin.net/news/man-who-newsweek-says-is-bitcoins-creator-issues-new-denial-hints-at-legal-action

Dorian Satoshi Nakamoto Denies All Bitcoin Ties In Verified Letter Via Lawyer | TechCrunch
http://techcrunch.com/2014/03/17/dorian-satoshi-nakamoto-denies-having-created-bitcoin-says-hes-not-been-coding-for-over-a-decade/

弁護士を通じて発表された声明がこちら。「ビットコインを考案、発明し、関与したことはありません。ニューズウィーク誌の掲載内容を無条件に否定します」との意向が表明されています。

この中でナカモト氏は自身について「エンジニアとしての経歴があり多少のプログラミング能力もある」としながらも「直近で関わった仕事はFAA(アメリカ航空宇宙局)の航空管制に関わる機材の修理」であり、「暗号技術やP2P技術、仮想通貨に関する知識は持っておらず、携わったこともない」と関与を否定しています。そもそも、ここ10年は経済的に困窮していることからエンジニアやプログラマとしての仕事はしておらず、2013年以降はインターネットに接続できていない状態が続いているほどで、ニューズウィーク誌の報道がもとで職探しにも支障をきたしていると主張しています。

また、「ビットコイン」という名称を初めて耳にしたのは2014年2月になってからで、取材に記者が訪れたことを息子から伝えられた時に聞いたのが最初であるとし、その際には記者の取材に対して警察を呼ぶ事態に発展したことが触れられています。


ナカモト氏には93歳になる母親がおり、今回の報道を原因としてその他の家族にも混乱が生じているとのこと。ナカモト氏は法的対応も視野に入れつつ、「今後この件に関する発言は行わない」とし、プライバシー尊重を訴えて声明を締めくくっています。

「中本哲史」の正体をめぐって大論争が起こっているまっただ中、P2P Foundationには渦中の中本哲史が降臨し「私はDorian Nakamotoじゃない(I am not Dorian Nakamoto.)」というコメントを残しています。「中本哲史」の正体探しは、謎が謎を呼ぶ状況になっています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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