取材

人が入ると白く曇る透明ガラス張りの「透明スモークトイレ」を実際に使ってみた


大分県大分市の若草通り商店街では、透明のガラス張りで中が見渡せる「スモーク de あんしんトイレ」を設置しました。センサーが人を感知するとスモーク状に真っ白にガラスが曇って、外からは見えなくなる仕組みを採用。そんなやたらとハイテクなトイレは、一体どのような使い心地なのか?ということを実際に使用して確かめてきました。



なお、「スモーク de あんしんトイレ」に人が入ってガラスが白く曇る様子は以下のムービーから確認できます。

「スモーク de あんしんトイレ」に人が入るところを外から見るとこのように曇る - YouTube


また、以下からは中に入って35秒たつとスモークが晴れて透明になるまでを見ることができます。

「スモーク de あんしんトイレ」に入って35秒待つとスモークが晴れる様子はこんな感じ - YouTube


スモーク de あんしんトイレが設置されている若草通り商店街の入り口に到着。JR大分駅から徒歩数分ほどです。


商店街をまっすぐ進んで行き……


最初の角を右に曲がります。この日は「家紋まつり」が開催されていたので人だかりができていました。


曲がってからは石畳の道をまっすぐ進むだけ。


左手にあるモスバーガーを超えると……


スモーク de あんしんトイレが設置されているベスト電器大分店に到着。


近づいてみると、確かにトイレの内側がくっきりと見えています。


バリアフリーで車いすでも使用できるスロープ付き。


ドアには注意書きが貼り出されており、防犯用のセンサー式のため、しばらく人の動きがなければスモークがとれるので注意が必要、とのことです。


中に入ってみると、「カチっ」という音と共に窓が一瞬にして真っ白になります。よく見るとうっすら透けているため「本当に外から見えていないのか?」と不安が残ります。


中に設置されているのは、きれいに清掃されたウォシュレットタイプのトイレ。


このセンサーによって窓のスモークを白くしたり透明にしたりしているわけです。


商店街協同組合の人に入ってもらってどのように曇るのか外から見たところ。ドアを開けた時点でセンサーが反応して真っ白になるため、緊急時でもすぐに使用できることがわかります。


なお、外から使用中の窓を見ると内部は全く見えないので安心して使用可能です。


ただし、35秒間微動だにしなければスモークが消えてしまうので注意が必要。特に、立ったまま用を足す男性は通路を向いて立つことになるので、もしガラスが透明になると非常に大変なことになってしまいます。動き感知センサーでライトを自動でオン・オフしているトイレでは、ライトが消えた時に大きく動かないとつかないことがありますが、スモーク de あんしんトイレのセンサーは少しの動きにも反応していたので大丈夫なのかも。


スモーク de あんしんトイレを管理する若草通り商店街協同組合の副理事長にお話を伺ったところ、「トイレの中で急病人が発生した時に、自動的にスモークが晴れれば外部から気付いてすぐに助けることができる」とのことでした。「スモーク de あんしんトイレ」は夜間は使用できないとのことですが、朝から夜までの間は誰でも使用可能です。大分県に行くときには試してみると、日本でここにしかないスモークトイレを経験することが可能です。

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in 取材,   ハードウェア,   ピックアップ, Posted by darkhorse_log

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