長時間座っても疲れない斬新なイスとして30分で作成された「La-Z-Bro-gramming」

長時間座っていることは喫煙並に人の寿命を縮めるという研究結果も出ており、長時間座って作業する人にとってイスは非常に重要です。そこで手足や背中の痛みを何とかするべく試行錯誤した結果生まれた斬新なオフィスチェアが「La-Z-Bro-gramming」です。

La-Z-Bro-gramming
http://people.csail.mit.edu/prentice/entries/desk_chair.html

これは反復性疲過労障害(RSI)に苦しんでいたマサチューセッツ工科大学(MIT)のSam PrenticeさんがLa-Z-Boyというブランドのリクライニングチェアを使用して膝にノートPCを置くという姿勢だと体への負担が少ないと気づき、La-Z-Boyをオフィスチェアにしよう、と思いついたアイデア。

これがLa-Z-Boy。レッグ・レスト機能がついているので、足にも負担をかけません。

しかしLa-Z-Boyの問題点はキャスターが付いていないので座ったままの移動が難しいということ。そこでPrenticeさんは廃材を使ってLa-Z-Boyを改良し、La-Z-Bro-gramming chairを完成させました。

以下がLa-Z-Bro-gramming chair。

廃材にキャスターをつけたものをイスの下にくっつけてあります。

後ろから見るとこんな感じ。

「座ったままで移動ができない」というLa-Z-Boyの問題点を見事に解決しています。

La-Z-Bro-gramming chair作成にかかった時間は30分。なお、PrenticeさんによるとLa-Z-Bro-gramming chairは「迅速に仕事を行わなければならない時には向いていないので、オフィスには小さなノーマルタイプのイスも置いている」とのことです。