古いiPhoneの体感速度がiOS 7.1になるとアップすることが判明

By Tyler

Appleが2014年3月11日に公開したiOS 7.1にはなんと体感速度の向上という効果もあるようで、最新機種から4世代前になるiPhone 4でも、その効果を体感できることが明らかになりました。

iOS 7.1 on the iPhone 4: As good as it’s going to get | Ars Technica
http://arstechnica.com/apple/2014/03/ios-7-1-on-the-iphone-4-as-good-as-its-going-to-get/

CPUにA4プロセッサを採用し、横に長い形状のDockコネクタを持つiPhone 4がデビューした時に搭載されていたOSのバージョンはiOS 4でした。それから4年がたち、バージョン番号が7まで進化したiOSですが、当然のようにハードウェアに求められる性能が引き上げられているため、旧機種であるiPhone 4の使用感に影響を及ぼすことになっていました。特にiOS 7がリリースされた時の変化は顕著だったようで、動作が重くなることを嫌ってiOS 6のまま使い続けるケースを見ることもあります。

iOS 7で体感速度を落とす原因の一つになっていたのが、多用されていたアニメーション表示です。アプリ起動時のロード時間を感じさせないために使われるのが本来の使われ方の一つですが、多くの場合はその必要のない箇所においてもアニメーションが多用されています。iPhone 4の場合、このアニメーションによりアプリ起動時間が2倍になるケースも存在しており、iOS 7の体感速度を大きく下げることにもつながっていました。

By Ed Yourdon

iOS 7.1では、アニメーションの表示時間が短縮されて体感速度が向上したとされており、その変化の様子を確かめるために、Ars TechnicaではiOS 6、iOS 7.0.3、そして新しいiOS 7.1上でのアプリ起動時間を比較しました。


意外にも、というべきか、ほぼ全ての項目でトップタイムをたたき出しているのは3つの中で最も古いバージョンであるiOS 6という結果が明らかになりました。そして、最も動きが遅いと判断されるのがiOS 7.0.3であることも明らかに見て取ることができます。

また、最新のiOS 7.1ではユーザーインターフェイスの描画性能も向上しています。以下のムービーでは、ホームスクリーンの移動やコントロールセンターを引き出す際の表示のなめらかさがやや向上している様子を確認できます。



iPhone 4ユーザーにも大きなメリットが感じられそうなiOS 7.1ですが、iPhone 4上では以下の機能には対応していないことも明らかになっています。いくらソフトウェア側で改善を図ったとしても、やはりハードウェアという大きな壁が立ちはだかっているのは否定できないところのようです。

・マップの3Dフライオーバー表示
・カメラのパノラマ機能、フィルタ
・AirPlay
・Siri
・AirDrop
・画面の透明表現、ライブ壁紙、ホーム画面の視差効果

発売以来およそ4年が経過しようとしているiPhone 4は、やはり最新のプロセッサを搭載した最新機種に比べてパフォーマンスが落ちるのは避けようがない事実です。新たにバージョンアップしたiOS 7.1も、4年分におよぶハードウェアの性能の差を飛躍的に埋めるものではありませんが、iOS 6の時のような操作感に近づけることが可能になっているようなので、iOS 7系統にアップグレードする機会をうかがっていたのであれば、今回のiOS 7.1はいい機会になるはずです。

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