ハーバード大学のスパコンを乗っ取り仮想通貨をせっせと発掘していた犯人が永久追放に

By Davide Restivo

ハーバード大学の学生が発行する日刊紙「Harvard Crimson」が、ハーバード大学のスーパーコンピュータを悪用して仮想通貨をせっせと発掘していた犯人がつかまり、アカウントの永久停止処分を受けたことを報じています。

Harvard Research Computing Resources Misused for ‘Dogecoin’ Mining Operation | News | The Harvard Crimson
http://www.thecrimson.com/article/2014/2/20/harvard-odyssey-dogecoin/

Harvard supercomputing cluster hijacked to produce dumb cryptocurrency | Ars Technica
http://arstechnica.com/tech-policy/2014/02/harvard-supercomputing-cluster-hijacked-to-produce-alt-cryptocurrency/

Bitcoin(ビットコイン)」の大ブレイクによって、類似の仮想通貨が雨後の筍のごとく世界中で登場しています。ビットコインにならって多くの仮想通貨は「発掘(マイニング)」によって創り出すことが可能であり、PCなどのマイニング用ハードウェアが高性能であればあるほど多くの仮想通貨を掘り出す仕組みとなっています。

必然的に、多くの仮想通貨を手に入れたいという欲求は、より高性能のハードウェアを使いたいという欲求へとつながるのですが、その欲求の矛先がハーバード大学の所有するスーパーコンピュータ「Odyssey」に向けられたのが今回の事件というわけです。

スーパーコンピュータのランキングを発表しているTop500によると、OdysseyはDELL製のブレードサーバ「PowerEdge M600」をクラスタ化したスーパーコンピュータで、搭載CPUはXeon E5410で総CPUコア数は4096個、毎秒32兆4000億回の浮動小数点演算能力を有するとのこと。


Harvard Crimsonが報じたところによると、研究用のスーパーコンピュータOdysseyを悪用した犯人は、仮想通貨「Dogecoin」を発掘していたとのこと。Dogecoinは、Memeをパロディにした柴犬をキャラクターに採用している2013年12月に公開された新興の仮想通貨で、ビットコインと同様に手持ちのハードウェアでマイニングでき、記事執筆時点での流通価格は、1DOGE(Dogecoin1枚)あたり0.00000195BTC(約0.0039円)となっています。


なお、Odysseyを使ってDogecoinをマイニングしていた犯人が学生なのか職員なのか等の情報は一切明らかにされていませんが、ハーバード大学リサーチ・コンピューティングの副部長であるジェームズ・カフス氏の発表によると、犯人はハーバード大学内のネットワークアクセス権を永久的に剥奪されたそう。また、犯人が、一体どれくらいの量のDogecoinを採掘できたのか、それはすでに換金されたのかなどについても不明です。

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