宅配物を自宅ではなく車のトランクに届けてもらう試みをボルボが実験中


オンラインショッピングで買い物すると自宅に商品が届けられて便利なものですが、不在の際には受け取れないこともあります。再配達を依頼することになると受け取りが遅くなってしまう上に、再配達にかかる無駄なコストが生じてしまうという弊害も。自動車会社のボルボ・カーズはこのような不便さと無駄を省くための試みを進めているのですが、その荷物の受け取り場所は自家用車という興味深いものとなっています。

Volvo Pilots Ground-Breaking ‘Roam Delivery’ Service
http://www.multivu.com/mnr/65010-volvo-pilots-roam-delivery-service

ある男性がオンラインショッピングで商品を購入して商品の宅配を依頼していました。後日、男性の持っているスマートフォンにメールが届きます。


送信者名は「Volvo Alert」、文面には「ご依頼の荷物は明日の午後3時に配達されます」と書かれていました。


配達当日、運送会社のトラックが配達先に到着。


ドライバーは、なにやらタブレットを手に取りました。


画面のボタンをポチッと。


すると、目の前に停められていたボルボ車の電動トランクがゆっくりと開きはじめました。この自動車が依頼主である男性が指定した配達先になっているようです。


ドライバーが荷物をトランクに運び入れました。自動車が停められている位置は搭載されているGPSで把握することができるので、自宅に限らずどこでも荷物の受け取りが可能です。


自動でトランクが閉められ、配達は無事に完了しました


その後、男性の元には再びメールが届きます。


「ご依頼のお荷物の配達が完了しました」とのお知らせでした。


このサービスは、ボルボが提供する「ボルボ・オンコール」というサービスを活用したもの。ボルボのセンターにオンラインで接続された車両は、24時間いつでもセンターのオペレーターが操作してドアを開閉することが可能になっています。

ボルボの調査によると、オンラインショッピングを使用した人のうち60%が配送の際に不便を感じた経験があるとのこと。また、運送会社が再配達のために費やすコストは、年間で10億ユーロ(約1400億円)と試算されています。この不便と無駄を解消するために、ボルボではデジタル鍵を利用することで自分の車を「配達場所」に変えてしまおうという試みを始めています。また、逆に荷物を持って行ってもらう「ピックアップポイント」としての活用も可能とのこと。

まだまだ実験段階の試みですが、セキュリティの問題などが解決されると便利なサービスになりそうです。

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in ネットサービス,   乗り物, Posted by logx_tm