「充電用のUSBケーブルがそのままバッテリーも兼ねればいい」という発想で作られた「JUMP」

スマートフォンなどのバッテリーが外出先でなくなった時のために外付けバッテリーを持ち歩いている人も多いと思いますが、意外と本体がかさばったり、ケーブルの数が増えて持ち運びが面倒に感じることもあるものです。そんな不便さを解消してくれるのが、充電用ケーブルの巻き取り部分がそのままバッテリーになっており、しかもiPhoneの3分の1だけ充電することに特化することで軽量＆小型化を実現、さらにケーブルもバッテリーもすべて一体になってバラバラになったりしないという「JUMP」です。

JUMP - The first charging solution that fits your lifestyle | Native Union
http://www.nativeunion.com/au/jump

JUMPが普通のケーブルとどこが違うのかは以下のムービーを見ればわかるようになっています。


この四角いケースがJUMPの本体。ぐるりとUSBケーブルを巻き付け、中央部分にコネクター部分をはめ込む構造になっています。

使用するときはケーブルを伸ばして両端を接続するだけ。使い方は普通の充電ケーブルと同じです。

外出先でスマートフォンのバッテリーがなくなってしまっても……

JUMPがあれば大丈夫。

コネクタを本体に接続すると、充電が開始されました。

本体には小型のリチウムイオンバッテリーが搭載されており、容量は800mAhと少なめですが、iPhoneの充電を30％回復させることができます。

iPhone 5/5sに換算した場合、バッテリー容量の3分の1があれば、3時間50分の通話と87時間の連続待受が可能となります。

また、市販されている外付けバッテリーの大半はケーブルが別になっていることが多いのですが、JUMPはバッテリーとケーブルがくっついているため、いざ使おうと思った時に「肝心のケーブルがない！」「バッテリーが行方不明でケーブルだけ！」という残念な事態を回避できます。

さらにJUMPは充電完了後、今度は自らの内蔵バッテリーを充電する「AutoCharge」(自動充電)機能を搭載しており、いつでも緊急時のバッテリーとして使えるように設計されています。つまり、充電ケーブルとして普段使っておくだけでOKであり、意識して充電する必要性がない、というわけです。

本体は1.9インチ(約50ミリ)四方と小型なので、ジーンズの小さい方のポケットにも入るぐらいの大きさ。

手のひらに収まるサイズなので、充電しながら通話することも可能。いざというときの味方となってくれることでしょう。

本体素材はポリカーボネイトとABS樹脂を使用。ケーブルとコネクタを収納できる設計になっており、重量は40グラムと軽量。ケーブル全体の長さは19インチ(約48cm)となっています。

本体正面には充電状態を示すLEDインジケーターを装備。背面には確認用のボタンが設けられています。端子はLightning端子とMicro USB端子のどちらかを選ぶことが可能です。

サードパーティー製のケースに入れていても、純正の端子が使えるものであれば問題ありません。

この「JUMP」は、クラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中で、目標金額の4万ドル(約405万円)に対して記事執筆時点で既に約27万ドル(約2740万円)の出資が集まっており、製品化はほぼ確実。40ドル(約4050円)の出資で1個ゲット可能となっていますが、2個目以降は35ドル(約3550円)と少し低い金額に設定されています。またアメリカ国外への発送には、10ドル(約1000円)の送料が別途必要です。

今なら、Kickstarterエディションデザインのコットン製ポーチが付いてきます。

出資額が30万ドル(約3040万円)を越えると、本体色が半透明になったKickstarter限定カラーを選ぶことができるようになります。

さらに、出資額が40万ドル(約4150万円)を越えた時には、上記のコットン製バッグがハンドメイドのレザーにグレードアップされる予定となっています。

なお、出資の締め切りは日本時間で2月13日(木)の15時0分となっています。

JUMP - The Smartphone Charger That Charges Itself by Native Union — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/nativeunion/jump-the-first-charging-solution-that-fits-your-li