月額2950円でスマホとLTE回線が使える「Wi-Fiほぼスマホ」実機レビュー


いまや携帯電話の市場はスマートフォン全盛ともいえる状況となり、スマートフォンの保有率はすべての年齢層でも半数を超えるという調査結果が示すように、新しく市場に投入される製品の多くをスマートフォンが占めるようになってきています。そんな中でNECビッグローブは、LTE回線と公衆無線LAN「Wi-Fiスポット」を組み合わせることで月々2950円(2年間)という手ごろな価格からスマートフォンを利用できるプラン「Wi-Fiほぼスマホ」を発表しました。サービスで提供される「AQUOS PHONE SH90B」の実機を借りることができたので、実際に使ってみることにしました。

「Wi-Fi ほぼスマホ」TOPページ
http://join.biglobe.ne.jp/sp/index.html


NECビッグローブ株式会社向け「AQUOS PHONE SH90B」を製品化 | ニュースリリース:シャープ
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/131202-a.html

◆外観フォトレビュー
こちらがNECビッグローブ向けの端末「AQUOS PHONE SH90B」です。約4.8インチフルHD IGZO液晶ディスプレイを搭載しており、高画質かつ省電力による長時間駆動を実現。カラーはホワイトのみとなっています。SHARPの「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」をベースとしたモデルとなっています。


背面にはカメラとフラッシュなどが配置。SH90Bはワイヤレス給電規格「Qi(チー)」に対応しているため、対応する充電器を使えばケーブルをつながなくても充電することが可能です。


SH90BをQi対応の給電機であるGoogleのNexus用ワイヤレス充電器を流用して充電してみたムービーがこちら。充電台に近づけると内蔵のマグネットが端末を「コツッ」と軽く固定し、数秒後に充電が開始される様子を確認できます。

「ほぼスマホ」AQUOS PHONE SH90Bをワイヤレス充電してみた - YouTube


カメラは1310万画素CMOSセンサーを搭載。


本体上部にはイヤホンジャック、中央に電源スイッチ、そしてSIMカード・microSDカードスロットのカバーが見えます。


右側面は、上部に音量up/downボタンのみというシンプルな配置。


左側面にはスイッチの類はなく、下部にストラップホールが見えるだけとなっています。


本体下部には、マイクロUSB端子を装備。


本体正面、画面の上部には210万画素の内側カメラや受話部など。


画面下のボタン類はすべてタッチ式のソフトキーとなっています。


microSIMカードとmicroSDカードは、共通の防水キャップがついたスロットに挿入します。


こんな風に上下に重ねて装着。カバーにはゴム製のパッキンが付いています。


◆操作レビュー
「ほぼスマホ」となるSH90BはプロセッサにクアッドコアのAPQ8064 (1.7GHz)を搭載して内部メモリは2GB、OSはAndroid 4.2を採用しており、基本的なスマートフォンのスペックは軽くクリア。そのため、操作に対する「もっさり感」や「引っかかり感」といった違和感はほとんど感じられませんでした。IGZOパネル搭載と大容量2600mAhバッテリーを搭載しているので、通常の使用状況であれば1日は軽く持ちそうな感触です。

◆Wi-Fi接続ツール「オートコネクト」
SH90Bには、強い電波を自動で選択してWi-Fiに優先接続する専用ツール「オートコネクト」が工場出荷時点でインストールされており、安定してWi-Fiを有効に活用できるようサポートするようになっています。


ホーム画面のアイコンをタップするとアプリのメニュー画面が表示され、現在の通信状況などがわかるようになっています。この画面ではWi-Fi機能が「ON」になっているものの、電波は「LTE・G3」と表示されているとおりモバイル網の電波を拾っている状態を示しています。


Wi-Fiの電波を拾っているときは以下の表示に切り替わります。「Wi-Fi」のアイコンと並んで画面右上には接続先のSSID名が表示されています。


画面下部では、Wi-Fi接続の条件などの設定を行うことが可能。Wi-Fi電波の強さや画面の点灯状況に応じて接続するかどうか、またWi-Fiではなくモバイル通信網を優先的に拾いに行く設定も可能です。


さらに詳細な設定を行うには、画面下のメニューキーをタップして「詳細設定」をタップ。


Wi-Fi電波の検索間隔や、画面が消灯したのち何分後にテザリングを終了させるかなどのセッティングが可能。


また、Wi-Fiに自動で接続する電波のレベルを3段階で設定できたり、逆に一定のレベルを下回った際にWi-Fiを切断する値などをあらかじめ設定しておくことができます。


画面消灯時の接続設定なども調整できるようになっています。


◆街中で使ってみると
実際にこの端末を持って電車や駅の中、そしてカフェなどでWi-Fi接続を試してみたところ、オートコネクトの働きを実感することができました。Wi-Fiのエリア内に入ってもすぐには接続せず、一定の時間を経てから接続を開始する様子が見て取れました。また、その接続の際の動きもスムーズ。Wi-Fiの電波状況にも左右はされますが、一度Wi-Fiの電波をつかむと、不安定に切れたりするようなことはありませんでした。気づかないうちにWi-Fi接続が切れてモバイル網に接続してしまい、上限である1GBを超えて通信速度が送受信最大128kbpsに制限されてしまうのは避けたいので、ここの安定性は重要です。

また、Wi-Fiに接続するまでの時間を「90秒」にしておくと、電車が駅に停車している間などにはWi-Fi接続させないといった使い方も可能となっています。街中で接続できるWi-Fiアクセスポイントは、全国のJR主要駅や主要な空港などの交通機関施設、モスバーガーやロッテリアといったファーストフード店、タリーズコーヒーやスターバックスコーヒーなどのコーヒーショップ、その他各種商業施設などに設置されており、2月3日からは新幹線(N700系)やマクドナルドなども追加されて、2014年度で約30万アクセスポイントを確保予定となっています。

Wi-Fiスポット:BIGLOBE会員サポート
http://support.biglobe.ne.jp/mobile/wifispot.html


◆1GBの容量制限
数日使ってみた印象としては、「メールとウェブ閲覧を軽く行う程度なら問題なし。ただし、YouTubeなどの動画サイトを見たりGoogleマップを利用するためにはWi-Fi接続が不可欠」といったところでした。Googleマップで地図検索を行うと、条件にもよりますが平均して5MB程度のデータを受信するので、あっという間に利用量が増えてしまうということになりかねないので注意が必要です。

ただし、「BIGLOBE LTE・3G」の特徴としては一日あたりの上限が設定されていないため、月間1GBの範囲であれば制限なしに使えるというのはイザというときの心強さにつながりそうです。フィーチャーフォンをずっと使ってきて、スマートフォンに初めて乗り換えるという人には使いやすいサービスとなっています。

「Wi-Fiほぼスマホ」は2014年2月3日より販売開始となっており、BIGLOBEのウェブサイトと電話に加えてイオンのお店での購入も可能となっています。

BIGLOBE LTE・3G for イオン(ページ下部に「端末付きプラン」の記載があります)
http://join.biglobe.ne.jp/aeon/


料金プランは、月額2950円で端末に加えてLTE通信を月間1GBまでとWi-Fiスポットが使える「エントリープラン」から、月額5950円でSIMを3枚ゲットできて合計のLTE通信が月間7GBまで利用可能な「スタンダードプラン」など4種類が用意されています。さらに、すでにBIGLOBEで接続コース(光ファイバー、ADSL、「ベーシック」コースなど)を利用している人だと2740円とさらにおトクな割引プランが用意されています。LTE回線はNTT docomoの回線を利用するMVNO(仮想移動体通信事業者)の形態となっています。

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