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Appleが電子書籍価格の違法操作で約858億円の損害賠償を請求される

By Johan Larsson

2013年7月、Appleが電子書籍の違法な価格操作を行ったとして反トラスト法(独占禁止法)違反の判決が下りました。これに対してAppleは不服を申し立てて控訴を行っていましたが、同法違反による損害額を決定する裁判のなかで、原告側はAppleに対して8億4000万ドル(約858億円)の賠償請求を行っていることが明らかになりました。

(PDFファイル)UNITED STATES DISTRICT COURT SOUTHERN DISTRICT OF NEW YORK
http://www.docstoc.com/docs/document-preview.aspx?doc_id=166559698

Apple Should Pay $840 Million Over E-Books, States Say - Bloomberg
http://www.bloomberg.com/news/2014-02-01/apple-should-pay-840-million-over-e-books-states-say.html


2010年にAppleはiBooks Storeのサービスを開始していますが、2013年7月に行われた裁判で、Appleと出版業界は、共謀して電子書籍の価格を違法につり上げて反トラスト法に違反したという判断が下っています。裁判官によると「共謀の発生時の市場で、いくつかの電子書籍の価格が50%上昇した」としていますが、Appleは「出版産業においてAmazonの独占的立場を崩壊させたものの違法性はない」と主張して控訴手続きを行っていました。


原告の州検事長と33の州および消費者を代表する弁護士は、電子書籍の価格操作によって発生した損害額は最低でも2億8000万ドル(約286億円)で、以前の裁判での有罪判決を根拠に、Appleが広範囲に反トラスト法違反の影響を及ぼしたとして、その3倍に当たる8億4000万ドル(約858億円)の損害賠償の支払い命令を希望する旨を記載した文書をマンハッタンの連邦裁判所へ提出しました。

なお、Appleのスポークスマンはこの件についてコメントを断っています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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