ハードウェア

チタン製ボディを採用・プロ向けイヤホンメーカーが開発する「ROCKETS」


チタン製ボディを採用して耐久性と音質を向上、断線のトラブルが起きやすいケーブルにはケブラー繊維による補強を施し、シリコン製の特殊な形状のパーツを取り付けることで抜け落ちにくいなどの工夫が凝らされているイヤホンが「ROCKETS」です。

AURISONICS // ROCKETS: Next gen IEMs Made in USA by Dale Lott — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1285259404/aurisonics-rockets-next-gen-iems-made-in-usa

ROCKETSがどのような商品なのかは以下のムービーを見ればわかるようになっています。


ROCKETSは、音を出すドライバーユニット(スピーカー)が耳の中に入る「カナル型」と呼ばれるタイプのイヤホンです。ドライバーユニットには口径5.1ミリのものを採用。本体にはチタン素材が使われており非常に耐久性が高くなっています。耳に当たるイヤーチップと抜け落ちを防ぐ「TRI-TAB」と呼ばれるパーツにはやわらかいシリコン素材が用いられています。


灰色のパーツが抜け落ちを防ぐパーツTRI-TABです。個人差にあわせて位置を変え、ピッタリとフィットさせることが可能。


実際に装着するとこんな感じ。3つに伸びた部分が耳の凹凸に引っかかることで、抜群の装着性をもたらしています。ケーブルの素材にはケブラーが用いられており、こちらも多少のことでは壊れない高耐久仕様となっています。


手でぐいぐい引っ張っても抜け落ちる気配なし。


こんなアクロバティックな運動をしても問題ありませんでした。


加工の難しいチタンは3次元マシニング加工機を使って精密に削りだされます。加工はすべてアメリカ国内で行われているとのこと。


コインよりも小さな本体パーツが削りだされています。


抜群の装着性なので、スキーをしているときや……


4輪バギーに乗って激しい動きをしているときでも抜け落ちる心配はほとんどありません。


もちろんジョギングの際にもピッタリ。


強固な構造で抜群の耐久性を誇ります。その耐久性を確かめるために、重さ約14kgの木製ハンマーで打ちつけるという荒っぽいテストを行ったそうです。


左に映っている他社製のイヤホンは本体が割れている様子が伺えますが、右上に映っているROCKETSは問題なさそうです。


試験では、市販されている他社の商品を二日かけて約100種類テストしたところ、無事だったのはROCKETSだけだったとのこと。


このROCKETSを開発しているAURISONICS社は、イヤホン関連の商品を多く開発するメーカー。ミュージシャンなどのステージモニター用として開発された商品を主に取り扱っており、ユーザーの中にはトップクラスのミュージシャンなども含まれているそうです。

Aurisonics Inc., - The Critical Difference
http://aurisonics.com/store/


大御所ロックバンド「エイジア」の2代目ヴォーカリストのジョン・ペイン氏や、同じく大御所ハードロックバンド「ナイト・レンジャー」のギタリストであるブラッド・ギルス氏などがユーザーリストに名を連ねています。


耳にすっぽり収まったTri-tabsの様子。顔の正面から見ると、耳の穴から本体が飛び出ない設計になっているので、ヘルメットなどを被ったときにも邪魔になりません。


商品には「Antiloop」と呼ばれるパーツが付属する予定。


ケーブルをAntiloopに通して耳に装着すると、耳たぶの上にケーブルが通るようになって取り回しが楽になります。ステージで演奏する際のモニター用途にもピッタリ。


このROCKETSは、クラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。希望額の2万ドル(約206万円)に対して6倍以上となる約13万ドル(約1340万円)の出資が集まっています。149ドル(約1万5000円)の出資でROCKETSを1セットゲット可能。


また、Kickstarter専用商品として、同じ価格で本体部分を金メッキコーティングしたタイプを選ぶことも可能になっています。179ドル(約1万8500円)の出資だと、専用の防水ケースとAURISONICSのロゴがプリントされたTシャツを一緒にゲットすることができます。なお、アメリカ国外への発送には、30ドル(約3100円)の送料が別途必要です。


この商品には5年間の品質保証と、一定条件を満たしていれば最大で50%割引で修理または交換するサポートを受けることができます。サポート適用してもらうためには下記の4つの条件を満たすことが必要で、適用の可否はAURISONICSの判断によるものとしています。

1:AURISONICSから直接購入した本人であること
2:ユーザー登録済みであること
3:購入記録が残っていること
4:元の商品を返送できること


なお、出資の締め切りは日本時間で2月3日(月)の12時0分となっています。

AURISONICS // ROCKETS: Next gen IEMs Made in USA by Dale Lott — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1285259404/aurisonics-rockets-next-gen-iems-made-in-usa

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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