メモ

他人を傷つけずに自分の意見をうまく伝えたり相手を納得させる5つの方法

By Jenavieve

会社でミーティングをしている時や、友だちと旅行の予定などについて話し合っている時、いいアイデアが浮かんでも、恥ずかしかったり、他の意見を否定するような気がして、結局言い出せないことがあります。「自分が意見することで誰かを傷つけてしまうかもしれない」などと考えてしまうのは、他人に対する自分のイメージをよくするのには有効的ですが、それではミーティングの意味がありません。しかしながら「ちゃんと自分の意見を言わないと!」と思っていても、性格が原因でうまく言い出せない人がいるのも事実であるとのことで、Harvard Business Reviewが他人を傷つけずに自分の意見を伝え、ミーティングや会議などを円滑に進める5つの方法を公開しています。

Conflict Strategies for Nice People - Liane Davey - Harvard Business Review
http://blogs.hbr.org/2013/12/conflict-strategies-for-nice-people/

◆1:「でも(but)」ではなく「そして(and)」

By Erik Gustafson

他人の意見に反対の意見をぶつける時、否定的な「でも」ではなく、相手の意見に自分の意見を付け加える形の「そして」を使用します。例えば、「あなたは顧客のために予算を残すべきだと思っていて、私は新人教育のために予算を残すべきだと思います。他のメンバーはどう思いますか?」とすれば、ケンカ腰になってしまうような会話を避けることができ、かつ、グループメンバーの問題解決能力を上げる効果も得られます。

◆2:「仮定」を使用する

By David Blackwell.

誰かが自分の意見に反対している場合、「あなたはこのキャンペーンに優秀な販売員が必要だと考えている、と聞きました。もし優秀な販売員をキャンペーンに採用することができたら、キャンペーンはどんな風になりますか?」などど、相手に真っ向から立ち向かわず、相手の意見を採用した、と仮定した場合のシナリオを想像してもらうのも有効的。

◆3:相手のアイデアを採用したときの影響を問いかける

By JD Hancock

「この製品をアメリカだけで販売してしまうと、南アメリカの顧客の気分を害することになります」と言うよりも、「この製品をアメリカだけで販売するとしたら、南米の顧客はどう反応するでしょう?」と聞き返すほうが、自分が相手を尊重していることを伝えることができ、また、相手を傷つけずにすみます。

◆4:根本に眠っている問題について考える

By Bart

自分が相手の意見に不賛成の場合、相手の考えを否定するのではなく、「なぜ相手がこのアイデアを思いついたのか?」を考えてみます。相手の意見の根本に眠っている問題を理解できると、新たな解決策を思いつくことがあります。

◆5:助けを求める

By Alex Eylar

グループメンバーから時には突拍子もない意見が出てくることがあり、そんな意見に対しては、自分が相手の意見をよく理解できないことを伝え、反対に教えて欲しい、と聞き返すことも相手を傷つけないで別の解決を模索するのに効果的。もし、相手の意見が本当に役に立たないものだとしたら、他のメンバーが助け船を出してくれるなど、議論を違う方向に持っていくことが可能です。

相手と意見が食い違う時に自分の意見を伝えることは、気分のいいことではありませんが、チームとして考えると大変重要なこと。メンバーから出される異なる意見は、プロジェクトや計画に多様性を与え、リスクマネージメントにもつながるので、他人を傷つけるのを恐れずにどんどん自分のアイデアをぶつけることで、よりレベルの高いミーティングを行えるはずです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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