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「Kickstarter」へ出資してゲットする方法&出資しまくった経験からわかった注意点まとめ


これまでに50個近いプロジェクトに出資してきた経験から、スムーズな出資方法&出資してからあとはどのようにすればいいのか、さらに出資する際にはどのような点を見て判断すべきなのか、逆にKickstarterで出資を募る場合にはどういった点に気をつけるべきなのかというようなことをまとめてみました。

Kickstarter
http://www.kickstarter.com/

◆Kickstarterへ初めて出資する前にまずはアカウント作成

トップページ右上にある「Sign up」をクリック


真ん中にある「New to Kickstarter?」と書いてあるエリアに順番に入力していきます。
FULL NAME:アルファベットで自分の名・姓を入力
EMAIL:メールアドレスを入力
RE-ENTER EMAIL:先ほど入力したメールアドレスをもう一度入力して確認
PASSWORD:Kickstarter用の英数字のパスワードを自分で決めて入力
RE-ENTER PASSWORD:先ほど入力した英数字のパスワードをもう一度入力して確認
すべて入力後、「Sign me up」をクリック


自動的にログインするので、右上にある「Me」をクリックし、メニューから「Edit settings」をクリック


「Location」エリアに自分の住んでいる場所の地名をアルファベットで入力します。今回は大阪なので、「Osaka」と入力すると、下部に候補がずらずらと並ぶので「Osaka-shi,Japan」をクリック


次に「Time zone」のドロップダウンメニューをクリックすると、ずらーっといろいろ出てくるのでそこから「(GMT+09:00)Osaka」をクリック


一番下の「Save settings」をクリックすれば第1段階の準備完了


するとログインした状態で各プロジェクトを見に行くと、締切り日時が日本の日時で表示されるようになり、非常に分かりやすくなります。


◆Kickstarterへ初めて出資する手順

各プロジェクトページの右に並んでいるのが出資プランで、下部に行けば行くほどデラックスになって高くなります。「Pledge」と書いてあるのが出資金で、「backers」と書いてあるのが既に出資を決めた人数、「Limited」と書いてある場合は出資者数制限がかかっていてあといくつ残っているかを示しています。「Estimated delivery」はいつ頃に出資の見返りが発送されるのかという目安で、ラストの「Add $7 USD to ship outside the US」というのは、アメリカ国外への送料は7ドルという意味です。今回は「15ドル」の出資をしてカードのデッキ1つとチップ1枚をゲットしたいので、このままクリック。


「Pledge amount」が自動的に自分の住んでいる地域・国の設定に合わせた送料が加算された「22ドル」になっているのを確認後、「Continue to next step」をクリック


「Continue to Amazon」をクリック


「Amazon Payments」のページに移動します。日本のAmazon.co.jpのアカウントは使えないので、「I am a new customer.」にチェックを入れ、「Sign in using our secure server」ボタンをクリック


以下のように順番に入力していきます。
My name is:アルファベットで自分の名・姓を入力
My e-mail address is:メールアドレスを入力
Type it again:先ほど入力したメールアドレスをもう一度入力して確認
Enter a new password:Amazon.com用の英数字のパスワードを自分で決めて入力
Type it again:先ほど入力した英数字のパスワードをもう一度入力して確認
Type characters:真上にある「Image」に表示されている英数字を入力します。
すべて入力後、「Create account」をクリック


「Pay with new card」の下部にあるドロップダウンメニューから自分の持っているクレジットカードのブランド名を選んでクリック


以下のように順番に入力していきます。
Credit Card No.:クレジットカードの番号をハイフン(-)抜きで入力
Cardholder's Name:アルファベット大文字でクレジットカードに書いてある自分の名前を入力
Expiration Date:クレジットカードに記載されている有効期限の「月」「年」を選びます
すべて入力後、「Continue」をクリック


以下のように順番に入力していきます。
Full Name:アルファベットで自分の名・姓を入力
Address Line 1:住所の番地部分を入力
Address Line 2:住所の建物名などを入力
City:市町村名をアルファベットで入力
State/Province/Region:都道府県名をアルファベットで入力
Zip/Postal Code:郵便番号をハイフン付きで入力
Country:「Japan」を選びます
Phone Number:電話番号をハイフン付きで入力、日本国内で使う型式で普通に入力してOKです
要するに、「State/Province/Region」→「City」→「Address Line 1」→「Address Line 2」で入力するとわかりやすいです。アルファベットでどう書けばいいか迷う場合は日本語表記の住所を英語表記のAddressに変換してくれるネットサービス「JuDress」を使うとラクチン。
すべて入力後、「Continue」をクリック


「Confirm」をクリック


「Congratulations!」と表示されれば成功です。Amazonから登録したメールアドレス宛に「You Have Authorized a Payment to Kickstarter, Inc.~」で始まる件名のメールが来れば完了、あとは出資締め切り日までそのまま待っておけばOK。何か進展があれば自動的に登録時のメールアドレス宛にその度にお知らせメールが届きます。


そして、締切り日時になるとAmazonから「Your Payment to 【ここにプロジェクトの発起人名など】 has succeeded」という件名のメールが届いた時点で、決済されます。もし目標金額に達さなかった場合、決済されずそのまんま流れます。

◆出資したプロジェクトが目標金額に達してゴーしてから後の対応

絶対に対応すべきなのが「Respond now」と書かれたバーとボタンがページ上部に表示された時。メールでのお知らせの場合は件名の先頭に「Response Needed!」と書かれており、返信するまで何度も送られまくることになります。返信必須メールが届いたらすぐにKickstarterへログインし、「Respond now」をクリック。


今回の厚さ約0.8mm、世界最薄をうたうステンレスと電子ペーパーでできた腕時計「CST-01」の場合、発送先住所・腕時計のカラー・サイズなどを回答します。回答後、「Submit」をクリック


「Done」をクリックすればOK


あと、出資先から何かメッセージがある場合はメールアイコンをクリックすると見ることが可能。出資前に質問がある場合に連絡を取った場合も返信はここに届きます。


このようになっており、左にメッセージの発信元、右で本文を読んで、返信メッセージを書く感じです。出資前に質問がある場合、出資後に質問がある場合はここでやりとりをすることになります。


地球アイコンはアクティビティ、要するに出資したプロジェクトが現在どのような状態になっているかという活動履歴がずらっと見えるようになっています。Twitterでフォローしたユーザーの発言が見えるタイムラインと同じ感覚です。これらをまったりと見ていけば、自分の出資したプロジェクトの現在の進み具合がすぐに分かる、というわけですね。


◆出資を検討する場合の注意事項


50個近いプロジェクトに出資した経験から、事前に注意すべき点は以下の通り。

・ネットショッピングなどの「お買い物」でもなければ、投資でもなく、あくまでも「出資」に過ぎないので、最終的に出資額を全額失って何も手に入らなかったとしても基本的に文句は言えないという覚悟が必須(ただし詐欺の場合はこの限りではない)。

・「Technology」「Games」のカテゴリは完成までかかる時間が非常に長く、時間がかかる分だけ失敗率も高めで、死屍累々状態。予定通りに進むことはほとんどない。予定通りに進んだだけで大歓声状態、予定より前倒しになったら奇跡。今まで50個近く出資しましたが前倒しは一つもなし、予定通り進んだのは3つほどです。

・出資募集段階で「プロトタイプ」が完成している場合はかなりスムーズで、逆にCGモデルやコンセプトぐらいしかない場合はかなり難航する。実物があるかどうかはかなり重要で、単純なアイディアのみの場合、コケやすい。実際に手を動かしてある程度できあがっている割合が高ければ高いほど成功しやすく、予定より遅れにくい。

・これまでの実績としてどれぐらい手を動かしてあと何が足りないのかがはっきりしており、出資で集めた資金を具体的に何に使うかが分かっているプロジェクトは割と安全。これは出資したらもらえるブツが完成するまでに何を具体的にすればいいかが分かっているかどうか、ということ。

・既にKickstarterで一度成功した人の場合、非常にスムーズに進むことが多い。これはプロジェクトの発起人名をクリックすると過去に作ったプロジェクト名が分かるので把握可能。

・現段階で別製品を作っており、新製品のために出資を募るプロジェクトも成功確率が非常に高い。やはり経験を積んでいるであるとか、法人・企業・プロとして活動している実績があればあるほど信用は高い。

・目標金額を上回った場合に「ストレッチ」と言って、目標金額ごとにさらに付け加える要素やアップデートする要素を追加する場合があるが、あまりに大規模だと大抵そのストレッチが遅れる原因になるので要注意。大量の出資金を集めすぎると今度は高転びする。

・たった一人で完結できる範囲のプロジェクト、「手作りで文房具作るよ!」とか「アイコン作るよ!」とか「写真撮るよ!」とか「漫画描くよ!」とかはコケにくい

・アプリ開発やネットサービス開発などのソフトウェア系は割と難解そうなものでもあっさり完成する。最終的には集めた金で優秀な開発会社に委託できるのが原因。ただし、ゲームは例外で、モチベーション維持が極めて難しいので完成しがたい。

・出資前の疑問点は必ずメールやコメント書き込みなどで相手に質問する。それらがまとめられて随時、FAQに反映されるケースが多い。

・「アーリーバード」「アーリーアダプター」向けということで、最初に出資してくれた人向けに格安・割安で提供されるプランがある場合、それはもはや一種の賭けに近い。リスクを可能な限り減らすにはたくさんの出資を集めさせることなので、「こんなのに出資したぜ!」というのをネット上で共有することがリスクヘッジにつながる。

・「プロジェクトが危機に陥ったときに自分が助けられるかどうか」というように考えると出資する際には相手の人柄も重要だとわかる。出資はお客様気分ですると必ず痛い目に遭う。

◆逆にKickstarterで出資を募る人への注意事項


・いきなり出資を募るのではなく、まず誰かのプロジェクトにいくつか出資して、出資側の気分を体験しておくこと。

・目標金額以上が集まった場合の「ストレッチ」まで含めて事前に計画必須。

・アップデートはKickstarter経由でこまめに行うこと。更新されると出資者にメールが届き、ログイン時やアプリ起動時にも通知されるため。ほんの些細な進展でもいいので、そういう報告があれば出資者は状況がすぐにつかめるので安心するし、軌道修正する際もトラブルが起きない。放置ダメ、絶対。

・アップデートは出資した人だけが見られるものと、誰でも見られるものの2種類がメインで、さらに各自の「Inbox」に個別メール送信でき、これら3種類の使い分けが必須。普段の細々とした進捗は出資者だけが見られるように文章だけで更新しておき、大きく進んで写真やムービーでレポートできる場合は公開で更新、最終段階で各自に発送先などを確認したりする場合は個別連絡、というようにすると安全。なぜなら、出資者向けに発送完了後、さらに自サイトで販売する場合、この公開された履歴がかなり参考にされるため。

・軌道修正する際は事前にアンケートやコメントを募るのが必須。意外に出資者の中に専門家がいて、「予算内で抑えるならこの素材を使えばOKのはず」「こういう基準で業者を選べばより安価で品質が高くなる」というようなアドバイスが集まる。自分たちだけでなんとかしようとしてこけるよりも、たとえ恥をかいてでも「タスケテ!」と叫ぶ方が大事。出資者は完成を待ち望んでいるため、完成するためなら協力してくれる人がほとんどで、「金返せ」とはならない。

・必ず予定より遅れる。むしろ予定通りに出荷されたり、予定より前倒しになったら、「奇跡だ!」「すげぇ!」と絶賛されるレベル。なので、遅れた場合のお詫び文面を事前に用意。遅れた場合に許容してもらえるかどうかは信頼関係にかかっており、すなわち細かいアップデートの更新が信頼関係の構築に直結する。というかそれしかない。

・サプライズがあると喜ばれる。例えば遅れたお詫びとして発送時に「オマケ」「メッセージ」が付くだけでも心証が大きく変化する。Appleのようにパッケージに凝る必要性はないが、ペラ1枚のメッセージがあるだけで妙に受け取る時にウレシイ。

・ハードウェアやテクノロジー系は素材の調達が難点で、たくさんお金を集めるとそれを見たサプライヤーたちが値上げしてきて、値上げに応じないと期日を延ばしに来る。だからそのための防衛策として「ストレッチ」が必須になる。

・一人で完結できないほど大規模の場合、トップレベルが2名いることが必須。1名だけだとモチベーションの維持が極めて難しく、困難なときにヘルプが出にくい。

・ムービーはKickstarterだけでなくYouTubeやVimeoにも置くこと。Kickstarterは画質が意外に低く、重いため。

・公式サイト設置は必須。資金を集め終わったあとでも申込をしたいという人が必ず出てくるので、そっちは「予約」ということで公式サイトへ誘導をかけておく。Kickstarterはその名の通りあくまでもスタートラインに立つまでのもので、立ってからあと継続するための仕組みが大事。

というわけで、Kickstarterに出資する際、逆に出資を募る際の参考になれば幸いです。

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in ピックアップ,   レビュー,   ネットサービス, Posted by darkhorse