ギターの音をアプリに聞かせると自動でチューニングを行ってくれるデバイス「Roadie Tuner」

ギターを演奏する人にとって、チューニングを合わせる事はとても重要な作業の1つです。そんなチューニングを専門的に行うスタッフとしてローディーという役割がありますが、そんなローディーさんのように代わりにチューニングを自動で行ってくれるのが「Roadie Tuner」です。小型でポケットに入れて持ち運びでき、アプリと連動して数秒でチューニングを行う強力なツールとなっています。

Roadie Tuner: the ultimate guitarist tool by Band Industries — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/roadietuner/roadie-tuner-the-ultimate-guitarist-tool


ライブハウスの看板が映し出されます。

アコースティックギターを持ってステージへ向かうギタリスト。

座って準備していると、スピーカーの上に何かを置きました。

置いたのは、スマートフォンと、手のひらより小さな機械。

弦を鳴らしながらペグに機械を取り付けると先端がぐるぐる回って……

チューニングがいとも簡単に終了。

そんな自動でチューニングができるRoadie Tunerの本体はこんな感じ。

スマートフォンに弦の音色を聞かせてチューニングする仕組み。

アプリを起動したスマートフォンをアコースティックギターの近くに置きます。

Roadie Tunerをペグに差し込みながら「ベン、ベン」と指でチューニングする時のように何度か弦を単独で鳴らせば……

ぐるぐるとペグを正しい位置まで回してチューニングを行い、停止と同時に「ピピッ」という電子音とともにLEDライトが緑色から青色に変化。

また、エレキギターの場合は、付属のアダプターにシールドを接続してスマートフォンに直接出力すればOK。

後は、同じようにペグにRoadie Tunerを取り付けながら弦を1本ずつ鳴らしていくだけ。

ポケットに収まるサイズなので持ち運びもラクラク。

アプリのインターフェースはこんな感じで、チューニングする楽器を決定したり……。

通常のチューニング以外にも、オープンGチューニングなどの変則チューニングや、自分だけのカスタムチューニングもアプリに登録可能。

また、弦のベストの状態を記憶させておくことで、弦の状態を聞き分けて、張り替え時期になるとアラートする「インストゥルメント・ドクター」といった機能も搭載。

また、ペグの回転方向もワンタッチで変更できます。

CEOのバッサム氏が登場。

バッサム氏が幼少期に使用していたというチューニングが大変そうな11弦の弦楽器も、Roadie Tunerで簡単にチューニング可能。

6弦ギターに限らず、ギターヘッドのペグに装着できればどれでもチューニングできるとのこと。

アプリとRoadie TunerはBluetooth 4.0で接続し、iOS・Androidのデバイスで使用可能です。

電源をいれてから数秒でチューニング可能で、充電可能なリチウムポリマーバッテリーはMicro USBに対応し、フル充電された状態だと6000本の弦をチューニングできます。本体の寸法は5×8cmで重量はたった100g。

Roadie Tunerは、99ドル(約1万円)で販売を予定していますが、Kickstarterのプロジェクトへ79ドル(約8100円)出資すると、Roadie Tuner本体とエレキギターアダプタのセットを1つゲット可能。アメリカ国外への発送は別途15ドル(約1500円)必要です。

なお、Roadie Tunerは記事執筆時点で、目標出資額の6万ドル(約617万円)の2倍以上の13万1456ドル(約1353万円)の出資を集めており、製品化は確実。出資の締め切りは、日本時間で2014年1月5日、正午の12時までとなっています。