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レーダーや衛星・ジェット戦闘機でサンタを追跡するウェブサイトを北アメリカ航空宇宙防衛司令部がオープン、プロジェクトの経緯やサンタの情報が盛りだくさん


北アメリカ航空宇宙防衛司令部(以下、NORAD)は毎年12月になると、サンタが世界中を旅する行程が安全かどうかを確かめる、という重要な任務を遂行しています。NORADが行っているサンタ追跡の任務はなんと1955年から始まっており、それ以来子どもたちはサンタのルートをNORADのレーダーや衛星、ジェット戦闘機などで追跡してきたようです。

NORAD Tracks Santa project goes 3D, touch-device optimized with some help from Microsoft - The Fire Hose - Site Home - TechNet Blogs
http://blogs.technet.com/b/firehose/archive/2013/12/03/norad-tracks-santa-project-goes-3d-touch-device-optimized-with-some-help-from-microsoft.aspx


NORADがサンタを追跡するようになったのは、50年以上前にかかってきた間違い電話が原因。1955年にシアーズ ・ローバック社が子ども向けの「サンタ直通電話」を開設した際、広告に間違えて米国本土防空軍(CONAD)の司令長官直通電話番号を印刷してしまったのですが、当時のCONAD司令長官であったハリー・シャウプ大佐は、部下にサンタが北極から南に向かった形跡がないかレーダーでチェックさせ、この電話番号に電話をかけてきた子どもたちに対してサンタの現在地を順次伝えていったことから、「CONADがサンタを追跡する」という奇妙な伝統が生まれました。その後1958年に、アメリカとカナダ両国の空を守るNORADが誕生し、現在はNORADがサンタ追跡の任務を引き継いでいる、というわけです。

そんなNORADのサンタ追跡はこの映像を見ればどのようなものか分かります。

NORAD Tracks Santa Command Video 2013 - YouTube


2013年のサンタ追跡は以下のウェブサイト上で行われます。このウェブサイトはNORADがMicrosoftの力を借りて作成したサンタ追跡用サイトで、これまでにない魔法のような体験を可能にする、とのことです。

Official NORAD Santa Tracker
http://www.noradsanta.org/


サイトの左上部分にある「English」をクリックすれば、サイトの表示言語を変えられ、日本語での表示も可能となっています。


日本語表示可能なので子どもでも遊べるサイトになっています。実際にサンタの行き先を追跡しまくることになるのは12月24日のクリスマスイヴなのですが、それまではクレイアニメーション風にデザインされたサイト内で、ゲームや音楽、ムービーなどのコンテンツが楽しめます。


これはサンタクロースの村。


サンタクロースの村ではゲームがプレイでき、ゲームはクリスマスイヴまで1日1本ずつ追加されていきます。以下の画像のうち、ロックがはずされているのが記事執筆現在プレイできるゲーム。


サンタの大好きなクリスマスソングが聴ける「音楽ステージ」や……


サンタについて学べる図書館などもあります。


MicrosoftがNORADのサンタ追跡に手を貸したのは今回が初めてではなく、家に居ながらサンタがどこにいるのかを追跡できるように、2012年にはBingのマップを提供しています。そして2013年のプロジェクトでは、Internet Explorer(以下、IE)チームが最新のウェブ技術とサンタの魅力を融合させ、素晴らしい追跡用サイトを作成しました。12月24日になれば、タッチ可能な3Dの地球画面上にはサンタの位置が表示され、IE11などのブラウザを使って地球をスワイプ操作で回転させて、ピンチ操作でズームしてサンタがどこにいるのか詳細に突きとめることができる、とのこと。この操作でサンタの詳細な位置を示す際にはBingのマップが使用されるようです。「IEチームとMicrosoftの誰もが、NORADのサンタ追跡を中心に据えて、そこに新しいウェブ体験を持ち込んでくれました」とNORADのサンタ追跡プログラムのマネージャーであるStacey Knott氏は語ります。

12月24日には多くの人がサンタの状況を知るためにNORADの司令部に直接電話をかけてくるので、サイトにはワンクリックでSkypeを使って司令部に電話をかけられるリンクも埋め込まれています。実際に電話をかければ、いつでも誰でもNORADのサンタ追跡司令部からサンタの状況を知らせてもらうことができるようです。


さらにWindows 8、Windows 8.1、Windows Phoneでのサンタ追跡をより簡単なものにするアプリも用意されており、Windows 8とWindows 8.1のアプリではスタートスクリーンのライブタイルからサンタを追跡可能になるとのこと。

NORAD Santa | Windows Phone Apps+Games Store (United States)
http://www.windowsphone.com/en-us/store/app/norad-santa/d005fda7-d20a-4a41-acdd-16d1ecab38e2


NORAD Tracks Santa app for Windows in the Windows Store
http://apps.microsoft.com/windows/en-us/app/norad-tracks-santa/445e2479-6da9-41e2-85f7-66550fe8c55b


もちろんiOS端末やAndroid端末用のアプリも存在するので、パソコンだろうとスマートフォンだろうといつでもどこでもサンタが追跡可能となります。


NORAD Tracks Santa on the App Store on iTunes
https://itunes.apple.com/us/app/norad-tracks-santa/id474927766


NORAD Tracks Santa - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.visionbox.NoradTracksSanta


なお、サイト内のNORADの報告書によるとサンタの時間の体験は人間とは異なると報告されています。通常クリスマスイブは24時間ですが、サンタにとっては数日、数週間、或いは数か月に値するものなのではと推測されており、そう考えるとサンタは人間とは異なる時空間連続体の中で活動している、と考えるのが唯一合理的な結論となるそうです。

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in ソフトウェア,   ネットサービス,   動画, Posted by logu_ii

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