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自分宛の荷物を代わりに受け取って夜に配達してくれる代行サービス「Luna」


宅配業者によるきめ細かなサービスが発達している日本では少なくなりましたが、海外では荷物が指定している時間に届かなかったり、昼間しか配達してもらえないこともあります。そんな時に便利なのが「Luna」のサービスです。

Luna – Moonlit Deliveries
http://www.useluna.com/


Lunaのサービスは、まずアメリカのサンフランシスコでスタート。サンフランシスコでは63パーセントの住民が賃貸物件に住み、さらにその65パーセントは部屋数が9室以下の小さなアパートなので、入り口で荷物を預かってくれる管理人さんもいません。そんな状況にもかかわらず宅配業者には時間の融通を効かせてもらえないため、荷物の受け取りが困難なケースが多かったそうです。

By Stefano Calori

そこに着目したのがLunaのサービスです。注文した商品や友人からの荷物はLunaの倉庫に送ってもらい、都合のいい夜の時間帯にまとめて自宅に配達してもらうことができます。


Lunaを利用するためには、アプリのインストールが必要。下記リンクからApp Storeへ行き、アプリをダウンロードして自宅情報などを登録します。なお、現在は日本からダウンロードできない設定になっています。

Luna - Moonlit Deliveries on the App Store on iTunes
https://itunes.apple.com/us/app/luna-moonlit-deliveries/id744653959


荷物がLunaの倉庫に届くと、インストールしたアプリにお知らせのメッセージが届きます。アプリ画面で届けて欲しい荷物を選択し、「Deliver My Packages」をタップすると発送の依頼を行うことができます。


次の画面で、配達希望時間や配達先の住所を選択。


配達が開始された時にもお知らせメールが届きます。配達中は、荷物の現在位置を地図上で確認することも可能です。


実際に荷物を配達するのはLunaのスタッフとなっており、同社の厳しい審査をクリアした責任ある人物がサービスを担当しているそうです。

こちらがLunaが目指すサービスの内容を記したページ。「荷物の中には、お客様の気持ちを動かす大事なものが入っています。ほんの少しのコミュニケーションで、サービスをより良く改善していきます。さまざまなトライを進めますが、中には時間をかかってしまうものもあるかもしれません。配達のひとつひとつやお客様とのやりとりのすべてが、私たちのサービスを良くするための試練だと考えて、歩みは遅くとも着実に前進していきたいと思っています」と、Lunaの熱い想いが込められています。


Lunaのページ内にあるFAQでサービス詳細を確認することもできます。また、サービス利用料は1回あたり6.99ドル(約700円)とやや高めにも感じますが、複数の荷物をまとめて配送してもらうことも可能です。


また、Twitterの公式アカウントをみると、ユーザーからの質問に細かく回答している様子を垣間見ることができます。


現在はサンフランシスコ地域でのサービス提供となっているLunaですが、リクエストがあれば他の地域でもサービスを提供したいと考えているようです。

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in ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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