メモ

16歳から24歳の約3人に2人が電子書籍より紙の本を好むことが判明

By Irene Mei

アメリカの大手書店バーンズ・アンド・ノーブルが発表した2013年第2四半期決算では、電子書籍の売り上げが前年度同期と比べて21.2%落ち込んでいたことが明らかになりました。また、若い世代のトレンドについてリサーチ・分析しレポートを公開しているVoxburnerによると、16~24歳の62%が電子書籍ではなく紙の本を好んでいることがわかっており、電子書籍産業に陰りが見え始めています。

Voxburner | 62% of 16-24s prefer books as physical products
http://www.voxburner.com/publications/347-62-of-16-24s-prefer-books-as-physical-products

Voxburnerが16~24歳の男女に「本や雑誌を読むなら電子書籍か紙媒体のどちらが好ましいか」についてアンケートをとったところ、全体の62%が紙媒体の本を、また、全体の47%が紙媒体の雑誌をデジタルコンテンツより好んでいることが判明。写真が多く掲載されている雑誌はデジタルコンテンツで読むほうが好まれているものの、コンテンツのほとんどの部分がテキストである本は、いまだに紙のもののほうが好まれるという調査結果がでています。

By Brendan Lynch

Voxburnerが以前に行った調査からは「デジタルコンテンツの値段が若い人たちにとって高すぎる」ということがわかっていますが、今回のアンケートでは値段でなく、「ページをめくるなどの本の質感」や「分厚い本を読み終わった後に感じる達成感」など紙の本独自の特性を、電子書籍ではなく紙媒体の本を好む理由として挙げる人たちが多かったようです。

By Abhi Sharma

電子書籍にモノとしての愛着を抱くことは難しく、本棚に本を収納する楽しみなどもありません。さらに、電子書籍の文字フォントがほとんど統一されていることも、ユーザーが電子書籍に愛着を抱けない理由の1つ。

今回の調査対象であった16~24歳の男女は、子ども時代に本を読んで育ったこともあり、本への愛着が色濃く残っているとのこと。また、調査対象全体の45%が電子書籍リーダーおよびスマートフォンを所有していなかったことも、調査結果に大きな影響を与えたと考えられます。

By Alec Couros

「紙媒体の本は電子書籍よりも好まれている」という調査結果がでましたが、電子書籍には1台のデバイスに多くの書籍を入れておいて好きな時に読める、という大きな魅力があります。電子書籍を読むためのデバイスがもっと進化して、「文中の単語や画像などをタップするとWikipediaのページが表示される」などの新たなコンテンツが誕生したら、読者は今とは違った電子書籍の楽しみ方を見いだせるかもしれないとのことです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log