アメリカ政府が海賊版ソフトウェアの使用で約51億円をメーカーに支払う

By thierry ehrmann

アメリカ軍が不正にコピーしたソフトウェアを使用してソフトウェアメーカーに訴えられていた件について、アメリカ政府がメーカーに和解金5000万ドル(約51億円)を支払うことで合意しました。

U.S. Government Pays Apptricity $50 million | Apptricity
http://www.apptricity.com/press/u-s-government-pays-apptricity-50-million/

U.S. Government Caught Pirating Military Software, Settles For $50 Million | TorrentFreak
http://torrentfreak.com/u-s-caught-pirating-military-software-pays-50-million-to-settle-131127/

ソフトウェアの開発を主に手がける企業Apptricityは、2004年に自社製品であるロジスティクスソフトウェアと資産管理ソフトウェアの利用許諾契約をアメリカ軍と締結していました。Apptricityがアメリカ軍と交わした契約内容は、アメリカ政府に5台のサーバと150台のスタンドアロン型のデバイスにソフトウェアの使用を許可するというもの。

Apptricityのソフトウェアは主に中東や2010年に発生したハイチ地震の際に使用されており、Apptricityは政府との契約に満足していたのですが、その後アメリカ軍が数千ものソフトウェアのコピーを秘密裏に使用していたことが発覚。アメリカ政府の報告によると、軍は93台のサーバ・9000台以上のスタンドアロン型デバイスに、不正コピーしたApptricityのソフトウェアをインストールしていたとのことです。

By The U.S. Army

アメリカ軍とApptricityが結んだ契約では、ソフトウェアのライセンス使用料がサーバー1台につき135万ドル(約1億3800万円)、デバイス1台につき5000ドル(約51万円)となっており、被害総額が2億2400万ドル(約229億円)にものぼったため、Apptricityは損害賠償金を求めてアメリカ政府を告訴。裁判は2013年11月24日にアメリカ政府がApptricityに和解金5000万ドル(約51億円)を支払うことで合意しました。

なお、Apptricityは、アメリカ政府との間に問題があったにも関わらず、「今後も政府とのビジネス関係を継続するであろう」としています。

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in ソフトウェア,  メモ, Posted by darkhorse_log