取材

「ゆるキャラさみっとin羽生」でギネス世界記録達成に立ち会ってきました


埼玉県羽生市で行われた「ゆるキャラさみっとin羽生」で、マスコットキャラクター最多集合のギネス世界記録に挑戦するイベントが行われました。これまでの記録は2012年9月28日に東京都調布市で達成された263体ですが、現地に行ってみると、ただ単純に集まればいいというものではなく、達成には厳しい条件があることがわかりました。

ゆるキャラさみっとin羽生
http://www.city.hanyu.lg.jp/kurashi/madoguchi/character/02_culture/02_kankou/yuruchara/yuruchara.html

ゆるキャラさみっと当日の朝8時、会場である羽生水郷公園に到着。東北自動車道で事故が起きて参加団体の到着が遅れており、搬入車両がまだ会場内に残っている状態。


ギネス世界記録に挑戦する会場、「決められた区画内に5分間とどまること」が条件の一つであるため柵できちんと区切られています。


ギネス世界記録にチャレンジする際はギネスの公式認定員が立ち会って厳しいチェックを行います。このイベントを担当したのは舩津明日美さんとマクミラン彩さん。


キャラたちが集まる会場の入り口は2カ所、いがまんちゃん(埼玉県羽生市)が見守る入口と、右奥にあるムジナもん(埼玉県羽生市)の入口に分かれており、会場内には認定員の補助をする係の人たちが立っています。


開始予定時刻の8時45分となり、認定員の二人が各入り口に向かって行きました。


入場開始、ムジナもん側のトップバッターはつゆヤキソバン(青森県黒石市)。


入場したキャラたちは思い思いのパフォーマンスで観客を楽しませますが、「認定員の補助をする係の人たちをパフォーマンスに巻き込んではいけない」というルールがあり、もしも絡んでしまうと係の人が失格となる上、係の人が担当している約50体のキャラたちのカウントが無効になってしまいます。


他にも「参加申し込みをしたプロフィール画像と姿が一致していること」というルールがあり、入念に本人確認をしています、普段身につけているアイテムがないなど忘れ物をすると失格です。


イベントの進行役の白川さんが高台からキャラの集合状況を確認、みっちーさんが集まるキャラの番号を呼びかけるなど連携してキャラの入場がスムーズに行われるように指示しています。


補助をする係の人と絡んではいけないので、台上の白川さんを見守ることにしたキャラたち。


大きなトラブルもなく続々とキャラたちが集合しています。


カパル(公益財団法人志木市スポーツ文化振興公社)も参加、本人確認中。


会場がキャラたちで埋まってきました。


反対側を見渡してみると右手前側にパンダを発見。


見た目はただのパンダですが、パン田一郎(フロム・エー)でした、「何らかの活動をしているマスコットキャラクター」という条件が設けられており、「今日のためだけにうさぎの着ぐるみを着ました」というようなキャラの参加は認められていません。


キャラたちの入場が締め切られ5分間のカウントが始まります、細かいルールとして「キャラのみが5分間その区画内にとどまって居ること」という条件があり、スタッフが横に付き添っていたりするとアウトです、キャラ以外に人が残っていないか入念なチェックを認定員が行っています。


そして、ルールに定められた5分が経過。しかし、規定時間は過ぎても何か不備があって認定員の判定がノーであれば記録は不成立となるため、会場には緊張感が漂います。


ギネス世界記録達成発表の様子 ゆるキャラさみっとin羽生


「本日予想していた体数よりも結構少ない体数で集まっております」と微妙なニュアンスで話し始める認定員。


「最終的に審査を行いました結果、376体で見事新たなギネス世界記録として認定されました。おめでとうございます」とのこと、記録は無事達成されました。


記録達成を喜ぶキャラたち。


認定書が大塚実行委員長に手渡されました。


クレーン車が用意されており高い位置から記念撮影。


現場に居た人たち全員カメラに向かってピースなど。


集まったキャラたちをパノラマ撮影してみるとこの様な感じに。


ギネス世界記録達成の記念品として参加キャラたちに配られた「ムジナもんといがまんちゃんのトートバッグ」を唐ワンくん(佐賀県唐津市)に見せてもらいました。


1時間以上立ちっぱなしで普段の活動時間を大幅に超過するキャラが多く、付き添いのスタッフが柵の外で心配そうにキャラたちを見守っている姿や、進行役の「キャラさんたち頑張って」という励ましの言葉が何度も繰り返される現場はまさにドキュメンタリー番組を見ているかの様。ただ集まれば達成されるという生易しいものではなく体力勝負であったり周りの多くの人たちが支え合った上で達成された世界記録であり、その瞬間に立ち会えとても貴重な体験をすることができました。なお、「ゆるキャラさみっとin羽生」では他にもいろいろなイベントが行われたので、そちらも後ほど記事として掲載する予定です。

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in 取材, Posted by darkhorse_logmk

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