メモ

心霊現象が起こりヴォルデモート卿のモデルのお墓もある世界一怖い墓地「グレーフライアーズ・カークヤード」

By Pete

イギリスのスコットランドの都市エディンバラは、旧市街と新市街の2つのエリアで構成されており、その美しい町並みはユネスコの世界遺産にも登録されている世界都市。毎年多くの観光客が訪れるエディンバラには、テレビや雑誌などで紹介された、世界で1番怖い墓地「グレーフライアーズ・カークヤード」があり、多くの肝試し好きな人たちを引きつけていて、今でもポルターガイストなどの目撃情報が報告されるとのことです。グレーフライアーズ・カークヤードが世界で1番怖いと言われる理由である「4つの逸話」をThe Daily Beastが公開しています。

Welcome to the Most Haunted Graveyard in the World. Safety Not Guaranteed. - The Daily Beast
http://www.thedailybeast.com/articles/2013/10/31/welcome-to-the-most-haunted-graveyard-in-the-world-safety-not-guaranteed.html

◆1:ジョージ・マッケンジーの呪い

By NRK P3

グレーフライアーズ・カークヤードを有名にした逸話の1つが、チャールズ2世の上級官吏サー・ジョージ・マッケンジーの呪い。ジョージ・マッケンジーは、キリスト教長老教会派へ執拗な迫害を行ったことで、名前に「Bloody(血に染まった)」が付けられるほど極悪非道な人物でした。マッケンジーは、1200人のキリスト教長老教会派を墓地内にある刑務所に投獄し、そのうちの約1000人を残忍な方法で虐殺。1691年に死亡したマッケンジーの遺体は、墓地にある霊堂に封印されていましたが、1999年に寝る場所を探してうろついていたホームレスが霊堂のドアを開けてしまい、その封印が解かれたそうです。

By Tom.Blackie

今では霊堂の扉は鉄のチェーンで堅く閉ざされていますが、チェーンで閉められた扉はより一層怖い雰囲気を漂わせています。マッケンジーの霊堂周辺では、「手を切られる」「かまれる」「引っかかれる」「意識を失う」など多くのポルターガイスト現象が訪れた人から報告されており、その数は500件以上。心霊現象の報告数が後を絶たないため、エディンバラ市庁舎は墓地の一部への一般来訪を禁止し、その代わりにガイドツアーを組むことになりました。その後、マッケンジーの霊堂は、多くのテレビ番組で特集を組まれ、その名はイギリス中で有名になったとのことです。

◆2:ヴォルデモート卿のお墓

By Tom Small

グレーフライアーズ・カークヤードのすぐそばには、Elephant House Cafeというカフェがあり、ファンタジー小説「ハリー・ポッターシリーズ」の著者J・K・ローリングさんがカフェの一席に座りながらハリー・ポッターを書いていたことで一躍有名になりました。グレーフライアーズ・カークヤードには、ハリー・ポッターに登場する架空の魔法使いヴォルデモート卿のモデルになったと言われるトーマス・リドルさんのお墓があり、今では多くのハリー・ポッターファンが来訪してお花や手紙をリドルさんのお墓に置いていく、という現象が起きています。

◆3:掘り返された死体

By shaff

1800年代、エディンバラ大学医学部がある研究プログラムを発表し、その研究のため多くの死体が必要になりました。この話に目を付けたのが、いわゆる死体泥棒で、医学的知識のない泥棒がグレーフライアーズ・カークヤードに埋葬されたばかりの多くの死体を掘り返し、地元の学生に売却する死体ビジネスが横行。その結果、死体から発生した疫病が瞬く間に市民に伝染するはめになったとのことです。

◆4:グレーフライアーズ・ボビー

By Hank

グレーフライアーズ・カークヤードにはグレーフライアーズ・ボビーと呼ばれる一匹の犬が埋葬されています。19世紀中頃、エディンバラ警察に勤めるジョン・グレイさんに飼われていたボビーは、いつも飼い主と一緒に行動する良きパートナーだったそうです。残念なことに、ボビーよりも早くグレイさんが他界し、グレイさんはグレーフライアーズ・カークヤードに埋葬されます。ボビーは、飼い主が亡くなったことを理解していたのかわかりませんが、グレイさんの死後、彼のお墓の横に座り始め、それ以後はずっとお墓のそばで暮らしていました。ボビーはその後14年間お墓のそばでグレイさんを見守り続け、1872年に他界。市民から愛されていたボビーは、グレーフライアーズ・カークヤードの入口近くに埋葬されその近くに銅像まで建てられ、まさに、イギリス版「忠犬ハチ公」のようなお話です。

最後の「グレーフライアーズ・ボビー」の逸話は、心にぐっとくるほど感動的で、恐怖とはかけ離れていますが、ポルターガイスト現象などは今でも報告されているので、エディンバラを訪れた際には、少し変わった観光地「グレーフライアーズ・カークヤード」に行ってみるのもオススメです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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