ハードウェア

サングラス型ウェアラブルディスプレイ「ORA」が先行予約を受付中


Googleのメガネ型PCとして期待されているGoogle Glassの発売日はいまだ明かされていませんが、WikitudeのソフトウェアとOptiventのハードウェアを組み合わせたサングラス型ウェアラブルディスプレイ「ORA」の先行予約が受付開始となりました。

ORA by Optinvent
http://optinvent.com/see-through-glasses-ORA



ORAを使っている様子は以下のムービーから確認できます。

Augmented Reality Glasses: Wikitude / Optinvent Solution - YouTube


男性がつけているのが「ORA」。AR(Augmented Reality)モードとDB(Dashboard)モードを切り替えるには……


サングラスのテンプルを指でカチリ。これでARモードに切り替わり、視線の正面に映像が表示されます。


あたりを見回すと、「Jardins du Trocadéro」とパリの地名を表示。


見回すだけで、いろいろなパリの情報が映っています。


Google Glassはメガネのようなデザインですが、ORAはサングラスのようなレンズが使用されています。


DBモードに切り替え。


見ている場所のマップが視線の下部分に表示されました。


さらにエッフェル塔に視線を向けると……


Wikitudeの情報が読み込まれています。


モードによってデータの表示角度が異なります。


他のメガネ型PCとの比較表。


Optinventによる短評はこんな感じで、当然ながら自社製品のORAを絶賛しています。

Google Glass:画像を見るのに右上を見る必要があり、ディスプレイは小さく暗い
Epson Moverioゴツゴツして重い。両サイドの周辺視野が見づらい、有線接続
ORA:最大級のディスプレイサイズ、最高輝度の明るさ。
Recon Jet:画像をディスプレイの一部にしか表示できない
Vuzix M100接眼レンズのためユーザーが見づらい

ORAの製品画像


オンボードチャージャー。箱の隅にUSBケーブルを挿すポートがあります。


充電時はこのようにケースの中に入れておくスタイルになるようです。


◆スペック

ディスプレイ:フルカラーランドスケープモード4:3
フィールドビュー(斜め視点):24度
画面解像度:33ppd
明るさ:輝度3000nt
バーチャルイメージモード1:0度(センターから)
〃 モード2:20度(センターから)
矯正クリップ:
フォームファクター:サングラス・調光レンズ
重量(バッテリー含む):70g
Li-Ion バッテリー(オンボードチャージャー付属):4時間で満充電、8時間使用可能
接続:Bluetooth 3.0(Bluetooth 4.0互換性)、USB(充電・接続)
サウンド:スピーカー内蔵
マイク:アコースティックエコー・ノイズキャンセリング
ユーザーインターフェース:電源オン・オフ/起動/着信応答・切断
方位センサー:9軸(タップモード時)
カメラ:VGAフロントカメラ

ORAは現在、1つ949ドル(約9万2000円)でOptiventの公式サイトにて先行予約を受付中です。発送は1月を予定しています。

AR glasses SDK
http://optinvent.com/AR-glasses-SDK



なお、The Wall Street Journalによると、Microsoftもメガネ型PCを開発しており、Google Glassの競合品となる試作品を既に完成させているとのこと。Surfaceに続き自社製品の開発に力をいれているようです。


また、サムスンもウェラブルディスプレイの開発を始めており、以下の写真のようなスポーツグラス型ディスプレイのデザインに関する特許を韓国当局で登録済み。Google Glassを筆頭に、メガネ型PC業界では徐々に競争が始まっているようです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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