ハードウェア

スマホやタブレットと連携するスマートな火災警報器「Nest Protect」


火災の発生を知らせてくれる住宅用火災警報器は、料理の煙を感知することもあり、うんざりして取り外してしまう人もいるようです。いざという時に外されていては元も子もありませんが、誤検知をすぐに停止できたりとストレスを感じさせずに火事を知らせてくれる火災警報器が「Nest Protect」です。

Life with Nest Protect | Nest
http://nest.com/smoke-co-alarm/life-with-nest-protect/

Nest Protectがどのような製品なのかがわかるムービーは以下から確認できます。

Meet the Nest Protect smoke and carbon monoxide alarm - YouTube


煙の出る料理を作っていると、火災警報器が火事と認識して「ピー、ピー」とアラームを発しています。


煙を逃がすために新聞を手にパタパタ。


ついには棒を持ってきて……


叩き落としてしまいました。


就寝中にも「ピー、ピー」と鳴っています。


本当に火災が起きていれば製品としては安心ですが、これは誤検知のため……


取り外して乾電池を抜いてしまいました。これでは火災警報器としての役目を果たせません。


Nest Protectは、自宅の部屋の位置を記憶します。


「警告です。台所から煙が出ています」とアナウンス。


料理の煙を検知したようです。


しかし、Nest Protectに手を振るとアラームをストップする機能があるため、棒で叩き落とす必要はありません。


また、ゆっくり本を読んでいると……


「警告です。寝室で煙が発生しています」とアナウンス。


急いで駆けつけると、キャンドルが溶け崩れ、危うく火事になりかけていました。


また、電池残量はスマートフォンやタブレットなどデバイスからいつでも確認できるため、いざという時に電池切れ……という事態も起こりません。


煙・一酸化炭素・熱・動作の4つのセンサーで火災を検知します。


火災が発生したときは、ピーピーというアラーム音とともに、「緊急事態です。煙が発生しています」とアナウンス。


電気を消して部屋を歩くときは、人間を感知して足元をライトアップ。


Nest Protectはただの火災警報器ではなく、どこで火災や煙が発生しているのかを人の声で知らせたり、一酸化炭素が充満している部屋を伝えて、簡単な逃走経路の誘導まで行なってくれます。


また、ランプの点灯は、「平常時~少しの煙」はグリーン、「緊急事態が迫っている時」はオレンジ、「緊急事態が発生した時」はレッドと視覚的にもわかりやすいようになっています。


Nest Protectが家で危険を検知した時は、外からでも携帯デバイスによって確認することができます。


取り付け方法は以下のムービーを見れば分かるようになっており、古いのを取り外して置き換えるだけ。かなり簡単で誰でもできます。

Installing Nest Protect (Battery) smoke and carbon monoxide alarm - YouTube


また、AndroidやiPhone/iPadからのセットアップ手順のムービーも公開中。

Set up Nest Protect from an Android smartphone or tablet - YouTube


Set up Nest Protect from an iPhone or iPad - YouTube


また、Nest Protectが一酸化炭素を検知した時、Nest製品のエアコンサーモスタットである「Nest Learning Thermostat」があれば、空調システムに使用するガス炉をストップさせたりと、製品同士の連携も可能となっています。


Nest Protectは先行予約受付中で価格は1台129ドル(約1万2500円)、カラーはホワイトとブラックから選択でき、電源タイプを120Vの有線タイプ・乾電池タイプから選択可能。発送はアメリカ国内のみとなっています。


ちなみに、Nest Protectと連携可能なNest Learning Thermostatがどのような製品かがわかるムービーは以下から確認できます。

Meet the Nest Learning Thermostat - YouTube


◆Nest Learning Thermostat(エアコンサーモスタット)の機能

「Auto-Schedule」(生活スタイルを学習して自動で運転と室温調節)
「Auto-Away」(外出を検知して自動で運転オフ)
「Time to Temp」(目的の室温に達するまでの時間をお知らせ)


「The Leaf」(運転時のエネルギー効率を表示し、適切な温度管理方法をお知らせ)
「Airwave」(温度に応じて自動でエアコンをオフしてファン運転に切り替え)
「Auto-Tune」(ラッシュアワーの節約料金の返金・季節ごとの気温調節。※Nestのパートナー電力会社の契約者のみ)


「Sunblock」(直射日光による本体の温度上昇を防止)
「Advanced Fan Control」(ファン運転の時間・サイクル設定)
「Cool to Dry」(湿気の多いエリアなどの湿度調節)


Nest Learning Thermostatは、249ドル(約2万4000円)で販売中で、こちらも発送はアメリカ国内のみとなっています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
煙を感知してユーザーに危険を知らせてくれるiPhoneドック「Sense+」 - GIGAZINE

Galaxy S4で充電しながらゲームをしていると突然炎上、家が全焼する結果に - GIGAZINE

Googleのデータセンターで火事、6台の消防車が出動して消火活動 - GIGAZINE

火事がGIGAZINE編集部の近くで発生、木造2階建てが全焼、隣接する空き家にも延焼 - GIGAZINE

実はGIGAZINE編集部が火事になりました - GIGAZINE

in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.