メモ

ローソンに市販薬の取り扱い開始について話を聞いてみた

By SimonQ錫濛譙

2009年に施行された改正薬事法にて規制が緩和され、薬剤師が不在でも登録販売者のいる店舗では第一類医薬品を除く多くの医薬品を販売可能になりました。この影響で、スーパーや家電量販店などで医薬品が販売されているところを見ることも増えましたが、新たにコンビニチェーン大手のローソンが全国3000の店舗にてかぜ薬や胃腸薬の販売に本格参入するようです。

ローソン 薬の販売に本格的参入へ NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131008/k10015107811000.html


ローソン全国の店舗で市販薬の取り扱いがスタートするのは来年度から、登録販売者を新たに雇用したり、従業員に登録販売者の資格を所得させていく予定とのことですが、実際にどの店舗で取り扱い予定なのか、どのエリアから取り扱いがスタートするのかなどについて、ローソン広報部に電話して確かめてみました。

GIGAZINE(以下G):
全国の3000店舗で市販薬の販売をスタートする、とのことですが、販売する店舗の種類はローソンだけなのか、それともローソン100などの店舗でも販売される予定なのでしょうか?

ローソン(以下L):
青色のローソンのみで販売予定です。他は一切ございません。

G:
市販薬の取り扱い店舗を5年で全国の3000店舗に拡張していく予定とのことですが、販売店舗は具体的にどのエリアから拡大していくなどの予定はありますか?

L:
都心部を中心に順次拡大していきますが、もちろん実施できる店舗からスタートしていく予定です。

G:
市販薬は24時間コンビニで販売されることになるのか、それとも薬剤師や登録販売者のいる時間帯のみ販売されるということになるのでしょうか?

L:
24時間販売可能なように努力していく予定です。

というわけで、ざっくりと概要部分について話を伺うことができました。ローソンの市販薬取り扱いについては本日15時30分から行われる決算発表内で報告がある、とのことなので追加情報が入り次第内容の更新を行います。なおローソンの決算発表はニコニコ生放送USTREAMにて視聴可能です。

2013/10/08 18:25追記
決算発表の後に行われた、事業戦略発表では「マチのほっとステーション」から「マチの健康ステーション」へ進化すると発表したローソン。


ローソンが「マチの健康ステーション」となるために重要な「セルフメディケーションサポート」サービス。これの一環でもあるOTC販売には登録販売者が必要ですが、加盟店の方でもそこそこの数の登録販売者がそろってきているとのこと。ICTを活用した市販薬の販売を行っていくのか登録販売員を増やしていくのかなどの方針は、今後規制がどうなっていくのかを見ながら考えていく方針のようです。


さらには全国に約5万店舗以上ある薬局と、ナチュラルローソンの展開する健康的でおいしい食品サービスとが組み合わされば、新しいモデルを展開していくことも可能かつ店舗拡大のスピードアップにもなるのでは、とのことでした。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ローソン「けいおん!!フェア」、どれぐらい激戦と化したのかというとこんな感じでした - GIGAZINE

店の外も中もヱヴァだらけ、箱根のローソンがヱヴァンゲリヲン仕様の「第3新東京市店」になって登場 - GIGAZINE

ファミリーマート、秋から他社に先駆けて風邪薬など最大300種類を販売開始 - GIGAZINE

フルーツジュースを飲むと薬の効果が劇的に弱くなる - GIGAZINE

in メモ, Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article here.