乗り物

自動車線変更・自動追い越し・自動停止などの自動運転ができる「ニッサンLEAF」がついに日本の公道で実証実験開始へ


これまでも自動運転できる乗用車の実現に向けての研究を行ってきた日産が実験車両の公道ナンバー取得を完了し、ついに公道実験を開始する段階に入ったことを発表しました。具体的には車線内走行・自動分岐・自動車線変更・低速または停止車両の自動追い越し・渋滞末尾での自動停止・赤信号自動停止などが可能となる見込みです。

日産|日産自動車、自動運転システムの開発に向け、高度運転支援技術を搭載した車両のナンバーを取得
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2013/_STORY/130926-04-j.html


ナンバーを取得した車両はLEAFで、「車両が周辺の道路状況等を検知し、ハンドル・ブレーキ等を自動的に制御してドライバーの運転を支援するシステム(高度運転支援技術)を搭載」していますが、安全を考慮してか「ドライバーが常に操作介入を行えることを前提と」しているとのこと。


この車両が持つ具体的な機能例はこちら


今年の8月にカリフォルニアで開催された「Nissan 360」において、日産は2020年に自動運転技術の市販化を目指すことを発表しました。これまで試験施設内での研究を行ってきたこの技術ですが、今回の公道ナンバー取得により、一般社会での試験段階に入ったことを意味します。

日本でも、2012年10月のCEATEC JAPANにおいて「NSC-2015」の自動運転デモが行われていましたが、その時のムービーはこちら。

自律走行ができる電気自動車「NSC‐2015」が駐車場に入る様子 - YouTube


自動運転の場合、搭載されたコンピューターは各種センサーからの情報を高速に処理・判断して操作する必要があります。すでに同様の実験をカリフォルニアで実施しているGoogleの場合はこんな感じの処理が行われています。

Embedded Linux Conference 2013 - KEYNOTE Google's Self Driving Cars - YouTube


日産のカルロス ゴーン社長は「自動運転システムに向けた基盤技術を公道走行においてテストすることは、我々がリーダーシップを維持するために欠かせないプログラムです」と語っています。

同社では、この車両を用いた公道実証実験を実施していくとのことで、実際に目にすることもできるかもしれません。ちなみにナンバーは、2020年の実用化への夢を込めて「20-20」とのこと。


この「LEAF」ですが、最先端のエコカーでありながら時にはレーシングカー、そして今回の自動運転車両と、じつは幅広い活躍のフィールドがあります。

【EVレーサー!】日産リーフ ニスモRC/NISSAN LEAF NISMO RC - YouTube


この調子でいくと、本当に2020年頃には「世界初の量産型自動運転車両の実現」ということになりそうです。

・関連記事
セルフドライビングカーは2035年には乗用車の75%を占めるようになる - GIGAZINE

駐車場まで無人で自動運転して駐停車する自動車をアウディが開発、実際にスマホ経由で動かすとこうなる - GIGAZINE
高校生が設計した40万円台で実現可能な自動運転カーシステムが最優秀賞を受賞 - GIGAZINE

GPSナビとレーザー誘導を併用したセルフドライビングカー「RobotCar UK」をオックスフォード大学が開発、テスト走行ムービーを公開 - GIGAZINE

セルフドライビングカーが現状で抱えている問題点をMIT研究者が指摘 - GIGAZINE

in 乗り物,   サイエンス,   動画, Posted by logx_tm