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ボタン一つでオーバークロック可能なASUSのゲーミングPC「TYTAN G50」「TYTAN G30」ムービー&フォトレビュー


ボタン一つでCPUをオーバークロック可能なASUSのゲーミングデスクトップPC「R.O.G TYTAN シリーズ」に、第4世代インテル(Haswell)Core i7を搭載した「TYTAN G50AB」と「TYTAN G30AB」が登場、ASUS新製品内覧会に展示されていたので詳しく見てきました。

◆TYTAN G50AB
こちらが上位モデルの「TYTAN G50AB」(以下G50)。


G50にはゲーミングマウスとゲーミングキーボードが付属しています。


G50は、CPUにCore i7-4770K、メモリは16GB(DDR3-1600)、グラフィックボードはNVIDIA GeForce GTX 780、256GBのSSD(128GB×2でRAID 0)、2TBハードディスク、ブルーレイドライブ、OSはWindows 8を搭載しています。


G50はゲーミングPCらしく、かなりエッジの効いたデザインを採用。


ケース前面にはオーバークロック状態かどうかを知らせるLEDを装備。赤色はオーバークロックされていることを表しています。


ケース前面上部には左からUSB3.0×2、USB2.0×2、マイク入力、ヘッドホン出力の端子を搭載。


ケース上部左に「SPEED」と書かれたオーバークロックスイッチがあります。


ノーマル状態(CPUクロック数4.1GHz)ではLEDは青色に点灯しています。ただし、Core i7 4770Kの定格周波数は3.5GHzなので、この状態でもすでにオーバークロックされていることに注意。


オーバークロックボタンを押すと、青いLEDが赤に変化します。


こちらがノーマル状態で4.1GHz。


ボタンを1回押すと4.3GHzへオーバークロック。


もう一度ボタンを押すと4.5GHzまでオーバークロックされます。なお、4.3GHzから4.5GHzへのオーバークロックでは、赤色LEDに変化は見られませんでした。


ボタン一つで簡単にオーバークロックできる様子は以下のムービーで分かります。

TYTAN G50ABをボタン一つでオーバークロック (その1) - YouTube


TYTAN G50ABをボタン一つでオーバークロック(その2) - YouTube


ケース前面を押すと……


前面のパネルが下に移動して5インチベイが出現。このギミックは電動ではなくギアを利用してパネルが自重でスライドする仕組みになっています。


ケース前面の5インチベイへアクセスするギミックのムービーはこちら。

TYTAN G50ABの5インチベイへのアクセスはワンプッシュでOK - YouTube


最上段部にカードリーダー。


5インチベイにはブルーレイドライブ。


ケース背面に、PS/2×1、USB3.0×4、USB2.0×2、GigabitLAN、8チャンネルオーディオ入出力、S/PDIF出力の端子、BIOS更新スイッチを装備し、バックパネルにはR.O.G.シリーズのロゴが入っています。


G50は、「BIOS更新スイッチ」を装備しており、BIOS更新データを入れたUSBメモリーを挿入しこのスイッチを押すだけでBIOSが自動で更新されるシステムを採用しており、CPU、メモリーがない状態でもBIOSを更新することが可能とのこと。


ど派手なLEDが搭載されたケース前面下部から吸気し……


ケース背面と後部の上面・側面から排気して、ケース内部を冷却する構造です。


電源は下置き。後部には持ちやすいよう取手がついており、約20kgの筐体を移動しやすいように配慮がされています。


お願いして内部を見せてもらうことに。


インチネジ4本を外せばケース側面を外すことが可能です。


内部はこんな感じ。配線は綺麗にまとめられており、エアフローは良好。マザーボードはR.O.G.シリーズカラーの黒×赤。


裏配線も丁寧に処理されており、CPU裏にもメンテナンスホールがしっかり開けられています。


CPUは簡易水冷クーラーで冷却。排気ファンは極厚タイプを使用しノイズは低くおさえつつ高い排気性能を実現。


メモリスロットは4スロット中2スロット(8GB×2)を使用しており、さらなるメモリの増設も可能となっています。


マザーボード上に赤色LEDのラインが点灯。赤色ラインの外側(写真左下)にはサウンド関連の回路が集められ、デジタル回路と分離することでノイズの影響を回避するという工夫がなされており、音にこだわるゲーマーには嬉しいところ。


◆G30AB
こちらはエントリーモデルの「TYTAN G30AB」(以下G30)。エントリーモデルとはいえ、CPUはG50と同様にハイエンドモデルCore i7-4770Kが搭載されています。G50に比べると一回り小さな筐体です。


グラフィックボードを支えるプレート。G30はグラフィックボードにNVIDIA GeForce GTX 760が搭載されています。


G30のマザーボードはR.O.G.シリーズカラーではないようです。


こちらはG30のオーバークロックボタン。G30は、ノーマル状態でCPUクロック数が3.7GHz、オーバークロックボタンを押すことで3.9GHz、4.1GHzにオーバークロック可能です。ボタンにはG50と異なり白色LEDのアクセスランプが付いています。


G50と違い上部からの排気はなく、ケース背面と側面から排気します。


電源は上部に設置。


やはりバックパネルにR.O.G.シリーズのロゴ。


G30も取手がついています。


TYTAN G50ABの予想実売価格は32万9800円、TYTAN G30ABは19万9800円で、発売日は明日9月27日(金)です。

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in 取材,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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