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TeraStationの交換用HDDが高すぎたので自前で純正以外のHDDを購入して交換してみましたレポート


32TBモデル「TS5800D3208」がある日突然、ぴこぴこと警報音を鳴り響かせ始めたので何事かと思って見に行ったところ、どうやらRAID10を組んでいる8台のハードディスクのうちの1台が死亡した模様。交換用として4TBのHDDを購入しようと公式サイトで検索した結果、なんと受注生産で「注文からお届けまで約1.5ケ月かかります」と表示されており、なおかつ価格は9万8000円。あまりにもアレなので壊れたHDDを抜いて型番を確認して価格.comで検索したところ、2万円台で即日入手可能であることが判明、純正ではないものの型番的にはほぼ同一であるため、自己責任で交換することにしました。

これがエラーが発生したTeraStation


エラー発生時のエラー音はこんな感じです。

TeraStation「TS5800D3208」エラー音 - YouTube


エラーコードは「E30」、「HD5 Broken Replace the DISK」と表示されています


RAID10なのでHDDが一台動かなくなっても大丈夫、このように「DEGRADE MODE」と表示され、まだなんとか片足で立っている状態。大体こういうとき、それぞれのHDDはすべて同じ時期に作られたモノを使っているので、連続して故障することが多いため、できるだけ速やかに交換すべき。


カギを使って正面のドアを開けたところ


ぶっ壊れてエラーが出ている「5番」のHDDを取り出します


よいしょっと。


HDDを取り出したのがこの状態。あとはドアを一度閉めればOK。


取り出したHDDを見ると「HDS724040ALE640」の型番ならOKっぽいことがわかったので検索して購入、届いたのがコレ。


故障したHDDをひっくり返し、4箇所あるネジを外します


外し終わりました


で、新しいHDDをネジでとめなおして作業完了


再び正面のドアを開き、挿入すればOK。正規品だと自動的にリビルドが始まるのですが、今回は自前で買ってきたので作業がまだ必要。


TeraStationを再起動させると、まず「Please Wait....」の文字


起動中


HDDのイニシャライズ開始


TeraStationの制御部分が起動中


起動完了


次に管理画面にブラウザからアクセスし、パスワードを入力して「OK」をクリック


「ディスク」から「RAID」をクリック


「RAIDアレイ1」をクリック


すると故障して交換した「ディスク5」だけ未フォーマットになったままなので、チェックを入れて「RAIDアレイの修復」をクリック


「はい」をクリックして再構築開始


表示された数字4桁の確認番号を入力して「OK」をクリック


10分から15分ほど待ちます


RAIDアレイ再構築完了、「OK」をクリック


上記の作業を行うとセルフチェックが始まります


そして「RAID ARRAY1Rebuilding」と表示されれば成功


コントロールパネルを見るとあとは2076分ぐらい待てばいいという表示が出ました。


実際には約34時間でリビルドは完了、その間も速度は落ちるもののTeraStationの中にあるファイルへのアクセスはちゃんと行えたので問題なし。交換から2週間近く経過しましたが無事に利用できています。約7万円ぐらい節約でき、何より受注生産で1.5カ月も待たずにわずか1日待つだけでOKだったので、自己責任として実行するのであればかなりアリな方法です。

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in レビュー,   ハードウェア,   動画,   ピックアップ, Posted by darkhorse

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