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IT発展の歴史をまとめたインフォグラフィック「Evolution of The IT PRO」


ITの進化スピードには目を見張るものがあり、例えば、70年代にはフロッピーディスクにデータを保存できる事が革命的な技術でしたが、CD、フラッシュドライブそしてクラウドコンピューティングが続々と登場しました。5MBのシーゲート製HDDは1980年の発売当時1500ドル(約30万円)しましたが、2013年現在256GBの高速SSDは半分以下の値段で手に入れることができます。そんな恐ろしい速度で発展し続けるITの進化の歴史ををまとめたインフォグラフィックスをMicrosoftが「Evolution of The IT PRO」として公開しています。

Dude, Where's my Floppy? I Mean USB, I Mean Flash Drive...Technology is Evolving, Are You? - Microsoft Server and Cloud Platform Blog - Site Home - TechNet Blogs
http://blogs.technet.com/b/server-cloud/archive/2013/05/31/dude-where-s-my-floppy-i-mean-usb-i-mean-flash-drive-technology-is-evolving-are-you.aspx

1974年にインテルが8ビットマイクロプロセッサ「Intel 8080」を発表、翌年にはVersion 6 Unixが発売されました。そして1976年には5.25インチフロッピーディスクが発明され、翌年の77年にアップルがApple II発表。そして1978年にインテルが世界で最初のx86アーキテクチャのマイクロプロセッサIntel 8086を発表します。


1980年にはMicrosoftが後のMS-DOSとなるQuick and Dirty Operating System(QDOS)の非独占的なライセンスを買い取りました。1980年から1983年にかけては、AdobeやCompaq、Electronic Artsなど数々のコンピューター関連企業が誕生、84年にはデルが登場し初年度に7300万ドル(約162億円)の売り上げを記録。この辺りからITはどんどんと成長していきます。なお、今なお根強い人気を誇るゲーム「テトリス」は1984年に旧ソ連で発売されたとのこと。


1986年から1995年にかけて、PCの販売台数が爆発的に増え、あらゆる企業が自社の各社員のデスクにPCを設置するようになったとのこと。1989年にはインテルがIntel486マイクロプロセッサの販売を開始し、同年にMicrosoftがMac用のOffice 1Office for Mac」を発売。そして、1991年にはLinuxが世界初のオープンソースシステムとして発表されました。1995年にMicrosoftから発売された「Microsoft Windows 95」は90年代を代表する大きな出来事で、当時テレビニュースなどでも報道され、社会現象を巻き起こしたほど。また、同年にはAmazon.comがオープンしています。


1996年から2005年にかけては、サーバやメインフレームを含むコンピューター・データ通信などの装置を運用するデータセンターが世界のあらゆる場所に開設され、デスクトップからデータセンターへ移り変わる10年になりました。1996年にはHotmailが世界初のウェブメールを開始しますが、翌年にはMicrosoftに4億ドル(約432億円)で買収されます。1999年にはVMwareが最初の製品であるVMware Workstationを発売。


2000年になるとコンピュータが誤作動する可能性があるとされた2000年問題に対応するためアメリカ政府は1000億ドル(約10兆7000億円)を投資しましたが、結果としてはマスメディアが騒いでいたような生活に直結するほどの大きな混乱は起こらなかったとのこと。2001年にはWindows Xpがリリースされ、2002年にはCompaqがヒューレット・パッカードに250億ドル(約3兆1250億円)で吸収合併され、ヒューレット・パッカードは世界一のPCメーカーになりました。


クラウドコンピューティング・スマートフォンが登場するのは2006年以降で、仮想空間という概念が段々と一般にも定着し始め、2010年にはMicrosoftがクラウドプラットフォームWindows Azureをリリース。


2012年にはクラウドサービスに620億ドル(約6兆1500億円)がつぎこまれ、大きな事業へと変貌を遂げます。興味深いデータとして、2012年には毎分、72時間のムービーがYouTubeにアップロード、68万4478個のコンテンツがFacebookで共有、17万5000件のツイートがTwitterに投稿されたそうです。また、Skypeはユーザーの毎日の総通話時間が20億分に達したと発表しました。2011年から15年にかけて、IT関連の雇用率は4.3%上昇し、クラウドサービス関連の雇用率は26%も上昇するとのことです。


2015年以降のIT業界の雇用率は、ネットワークシステムおよびデータコミュニケーションアナリシスが53.4%、アプリケーションソフトウェアエンジニアに関しては44.6%、システムアナリシスは29%上昇すると予想されており、ITは想像も付かないスピードで進化していくとのことです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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