取材

日本の定食スタイルが定番メニューなコロンビアの食事情は素晴らし過ぎる


味も値段も完璧、肉と野菜のバランスも取れていて、何より主食が米なのが素晴らしい、それがコロンビアの食事でした。初めて注文したときに出てきたスープには「もしかしてこれだけ?」と不安を感じましたが、そんな懸念を蹴飛ばすかのようなメインプレート、さらにはジュースまで付いてきます。コロンビアではだいたい4000ペソ(約210円)から8000ペソ(約420円)で一食が出てきました。

こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。南米最初の国となったコロンビアですが、食事情が充実していて幸せでした。必ず付いてくるスープに、お味噌汁を思い出して。日本の定食といっても過言じゃない、コロンビアの食事情をします。

◆注文の仕方
お店に入って「何があるの?」と訊かないと始まりません。「バンデハ、カルネ、ポヨ、セルド」みたいなことをお店の人が言うので、何とか理解して注文してました。基本は「牛(レス)、豚(セルド)、鶏(ポヨ)」から選びます。肉を選んだら「焼く(アサド)、揚げる(フリト)、煮る(スダド)」と調理方法も訊かれていました。スープと飲物が欲しければ「セット(コンプリート)」で。値段を確認して問題なければ、注文をお願いしましょう。単品でも注文はできるみたいでしたが、自分はいつもセットにしていました。

このように店の前にメニューがあると注文しやすいのですが……。


日替わりメニューがあるところでは「メヌ・デ・ディア(今日のメニュー)」で通じることも。


◆スープ
注文したら、すぐにスープが出てきます。このスープも種類があるので、何が出てくるのか楽しみでした。

ホルモン


ふんわり卵


お魚


こちらもお魚


あっさりとしたレバー系のスープ


骨付きの牛肉とポテト。石鍋が出てきたので驚きました。


ポテトのスープでこちらもあっさり


こちらはパスタスープ


コロンビア名物の「アヒアコ」のスープ。ポテトが崩れるくらい煮込んでドローっとしています。


◆ジュース
コーラのような市販品はないですが、レモネードやフルーツジュースといった飲物もついてきます。フルーツジュースは果実を絞っていました。

レモネード


マンゴーのフルーツジュース。パイナップルやパッションフルーツも出てきた事も。


◆メインプレート
米、肉、豆、ポテト、野菜、バナナと稀に目玉焼き、アボカドがついて一皿。必ず野菜がついてくるので健康的でした。海外にいながら毎日米が食べれるのも嬉しい。ボリュームたっぷりで常にカロリーを消費するチャリダー大満足の食事でした。

牛肉の煮込み系


こちらも煮込み


牛ステーキ。アボカドに目玉焼きもついた豪華な一皿。


しっかりとした牛ステーキに「何か間違えたかも」と心配しましたが、8000ペソ(約420円)と最初に聞いた値段通りでした。


豚ステーキ


こちらも。


結構、豚ステーキも食べています。


ともかく量があって、食べ応えがありました。


豚肉はフライもあります。日本のトンカツに似た感じでした。


コロンビア第二の都市メデジンのローカルエリアで食べたフライドチキンのセット


小さな街にあった食堂で食べたこのセットは3500ペソ(約185円)とコロンビア最安


ローストチキン


フライにしてもローストにしても、鶏肉食堂はたくさんありました。


油を控えめにしたかったら、煮込み系の鶏肉があっさりとしています。


アンデス山中のあたりに何も無い中でも、これほどのお皿が出てきた時の嬉しさといったらもう。


牛、豚、鶏の他にソーセージも。


魚(ペスカド)がどうしても食べたくて注文。ホクホクとした白身にしっかりと味のついたソースを絡めて、美味しく頂きました。


◆セットメニュー
スープとジュースとメインプレートが揃うと次のようになります。これほどまでにクオリティの高い国を自分は知りません。

首都ボゴダで初めて頼んだ鶏肉セットは5500ペソ(約290円)


豚肉セットは6500ペソ(約340円)、デザートにバナナまで付いてきます。


4000ペソ(約210円)だと、牛肉が小さくなりますね。


鶏肉セットは5000ペソ(約260円)


プロモーションメニューになっていたこちらの鶏肉セットは5300ペソ(約280円)


牛肉セット7000ペソ(約370円)


こちらの牛肉のセットは6000ペソ(約315円)、上りがメインの一日だったので、お昼にこれだけ食べることができて助かりました。


エクアドルとの国境で食べたコロンビア最後の食事も定番のセットでした。4000ペソ(約210円)。


スープ、ジュース付きのセットにはなりませんが「バンデハパイサ」という料理もあります。ソーセージ、豚の脂のフライ、ご飯、マメ、バナナ、目玉焼きとコロンビアの食材が詰まった一品です。


コロンビアの最初と最後に食べてみたのですが、どちらもすごい量になっていました。このプレートだと10000ペソ(約525円)


◆朝食
コロンビアは朝食(デサユノ)も充実しています。メニューはこんな感じ。


朝から牛肉を食べてました。フルコースです。


ホットチョコレート


アレパというトウモロコシ由来の固いパンを、半熟の目玉焼きにつけて頂きます。


コーヒー


このときも朝から肉でした。これだけ食べると、朝からしっかりと走れます。


◆コロンビアでの一日
朝食はほんのり甘い揚げパンとチーズにコーヒー。2000ペソ(約105円)。


昼食は鶏肉のセット。4500ペソ(約235円)。


休憩にレーズンたっぷりアイスクリーム。500ペソ(約25円)。


夕食はレバー(イガド)ステーキで5000ペソ(約260円)


ちょっと夕食が物足りなく、屋台でホルモン焼きをゲット。1000ペソ(約50円)。


コロンビアでの食生活はこんな感じでした。

エクアドルに入ってから鶏肉とジャガイモを手づかみを食べています。ナイフとフォークを使う料理もあるのですが、コロンビアの方がお皿が充実していますね。アンデスは山ばかりだったので、毎日しっかりと食べてました。美人の国として有名なコロンビアですが、すっかり花より団子に。セットのメニューにしてもメインプレートの食材にしても、バランスが取れていたコロンビアの料理は最高でした。

(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com
)

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in 取材,   , Posted by logc_nt

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