ホンダがF1にエンジンサプライヤーとして復帰し「マクラーレン・ホンダ」チームで戦うことを正式発表

by John Chapman (Pyrope)

ホンダが5月16日16時からモータースポーツに関する緊急記者会見を行い、F1にエンジン供給を行うサプライヤーとして復帰することを正式に発表しました。ホンダのF1復帰は2012年10月にも噂があり、その内容通りだったということになります。

USTREAM: 緊急記者会見: 本日(5/16)16時〜16時10分で、モータースポーツに関する緊急記者会見をおこないます。
http://www.ustream.tv/channel/honda-news-channel



ホンダはこれまでF1に3度挑戦して3度撤退しています。

1度目は1964年。エンジンサプライヤーとして参戦の予定でしたが、供給先からキャンセルされたために自社でエンジンだけではなく車体などすべてを作るフルコンストラクターとして参戦。1965年に初優勝を遂げますが、1968年をもって撤退しました。

by Semnoz

2度目の挑戦は1983年、今度はエンジンサプライヤーとしての復帰でした。このときはエンジンの性能が非常に高く、6年連続でコンストラクターのチャンピオンとなりました。しかし、本田技研工業本体の不振などもあって、1992年をもって2度目の撤退。

3度目は2000年、これもまたエンジンサプライヤーとしての復帰で、2006年からは再びフルコンストラクターとして参戦。第13戦で優勝するも、成績は伸び悩み、2008年シーズン終了後に3度目の撤退を行いました。

この4度目の挑戦は、2度目に挑戦したときに黄金期を築いたマクラーレンとコンビを組むもので、ホンダがエンジンおよびエネルギー回生システムを開発、マクラーレンが車体等の開発とチーム運営を担当して、「マクラーレン・ホンダ」として戦っていくとのこと。

会見場の様子


本田技研工業株式会社の伊東孝紳代表取締役社長執行役員


ホンダの企業スローガンは「The Power of Dream」。若い層からもF1に挑戦したいという声が上がってきたことからF1への再挑戦を決めて、やるからには勝利を目指したいと伊東社長。


マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュCOOは「あのマクラーレンとホンダのコンビを再び組むことができて嬉しい」と、ホンダのF1参戦を歓迎しました。


「マクラーレンと同じく、モーターレーシングスピリットがホンダには流れている」とウィットマーシュ氏。


「強い意志と卓越した技術的知識によって、いかなる困難も克服していく自信がある。最終的な目標である優勝に向かっていく。」


「ホンダとマクラーレンは栄えある瞬間を胸に、再びあの時を迎えるべく邁進していく」


ということでUstreamでの会見中継は終了、現在は質疑応答が行われています。

質問に答える伊東社長と常務執行役員の新井康久氏。


記者会見場の外にはホンダがこれまでF1に挑戦したときに使っていたクルマのうち3台が展示されていました。


F1のテレビでの放送はフジテレビのCSチャンネルによる完全中継とBSフジでの放送となっており、地上波では放送が行われていません。これを機に、もう1度地上波放送が再開されたりはしないでしょうか……。

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in 乗り物, Posted by logc_nt