サーモグラフィーのように体温で色が変化し使用中の筋肉を可視化するシャツ「Radiate Athletics」

今までトレーニング時に「体のどの部分を鍛えているか」ということは自分で確認することが難しかったのですが、体から発する熱に反応して色が変化する素材を使うことで、運動時にどこの筋肉を使用しているかが一目でわかるようにしたTシャツが「Radiated Athletics」です。特殊な装置を用ることなく自分が今どの筋肉を使いどの部分を使っていないかがわかるため、より効果的に体を鍛えることができます。

Radiate Athletics
http://www.radiateathletics.com/

Radiate Athletics: The Future of Sports Apparel by Radiate Athletics — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/radiate/radiate-athletics-the-future-of-sports-apparel

商品の詳細は以下の動画から確認できます。


Radiate Athleticsの共同創設者であるジェアード・キャセイ氏とケニー・クロケット・ジュニア氏。

Tシャツの色が蛍光色に変化している部分が収縮して熱を帯びている筋肉で、色が少し暗い部分が熱を発しておらず使っていない筋肉です。

後ろから見ると、僧帽筋の部分の色が明るく変化して熱を帯びているのがわかります。

ムキッと盛り上がった上腕二頭筋の部分が蛍光色に変化。

生地の色の変化で、体のどの筋肉が収縮運動を行っているかが一目で視認できるというわけ。

こちらの女性は平行棒を使ってトレーニングしており、収縮運動を行っている腹筋がくっきりと見えます。

プロジェクトチームはRadiate Athleticsを開発するために、MRI技術の研究から着手。

体の内部を画像化させるMRIの技術を血液や新陳代謝時に体から発せられる熱の可視化に活用。

これまで新陳代謝時の体内の反応は特殊な装置を使う必要がありましたが、運動生理学の教授であるシェリ・メルトン医師によると、Radiate Athleticsを用いればTシャツの色の変化によって外部から自分で確認できるようになるとのこと。

Tシャツの素材の開発は、もともとNASAが使っていたスペーステクノロジーをベースに、開発チームが独自に研究を重ねました。

開発チームは宇宙飛行士が行う宇宙空間でのトレーニング法の研究に3年間を費やしたとのこと。

Tシャツは無地の部分だけではなく、プリントされた文字の部分も熱に反応して色が変化します。

血液が流れる時に発する熱に反応するので、筋肉だけでなく、血管もくっきり。

激しい運動に耐えられるように縫製された部分もしっかり強化。

Tシャツの吸水性も従来のものより性能が高く、ドライな質感を保ちます。

Radiate Athleticsは快適な着心地のため、運動する時だけではなく普段使いも可能。

あらゆるタイプの運動を想定して作られているので、ヨガのような複雑な動きをする運動にも向いています。

健康を維持するためのフィットネストレーニングから……

ウェイトトレーニングのような激しい運動にも向いています。

「Mascle&Fitness」という雑誌の専属プロボディビルダーのブライス・カーショウさんによれば、Radiate Athleticsは今まで使ってきたものの中で1番満足感が高く、個人的にも使用しているそう。

子ども用サイズのRadiate Athleticsも商品化済み。

運動中にTシャツの色が変わることで、子どもたちも楽しく運動を行えるようです。

ダンス学校「Confidance」の創設者であり、教師も勤めるノラ・フィトガラルドさんによると、このTシャツはエクササイズを効果的に行うことができる上に、子どもが持つアスリートへの興味を促進できるとのこと。

Tシャツを1枚作るのに91ドル(約8580円)かかりますが、KickStarterでは35ドル(約3300円)の出資で半袖のRadiated Athleticsを1枚ゲットでき、40ドル(3770円)の出資で長袖のRadiated Athleticsを1枚ゲット可能です。

なお、締め切りは2013年4月16日23時34分となっています。