レビュー

月額2980円でスマホ本体+ドコモLTE・3G+テザリングできる「ほぼスマホ」


スマートフォンとして「MEDIAS NE-202」、モバイル通信サービスとして「BIGLOBE LTE・3G(NTTドコモのXi/FOMAエリアで利用可能)」を使うことができるのが「MEDIAS for BIGLOBE LTE「ほぼスマホ」」です。本日から受付を開始しており、050で始まる電話番号を持つことができる「BIGLOBEフォン・モバイル」専用アプリを使うことで通話も可能、テザリングも10台までOKとなっています。

MEDIAS for BIGLOBE LTE:月額2,980円の「ほぼスマホ」
http://join.biglobe.ne.jp/medias/


これがスマホ本体。ベースになっているのはN-07Dとなっており、違うのはカラーリング部分。表が茶色、背面が白、というようになっています。また、ディスプレイサイズは約4.3インチのTFT液晶です。


背面はこんな感じ


「主にネットを使う、通話はたまにしかしない、でもちゃんと電話番号は欲しいし、音質もクリアな方がいい」というワガママな要望に応えるために使えるのが「BIGLOBEフォン・モバイル」を搭載。あとからインストールするという感じで、通話はしないという人であれば不要。


050で始まる電話番号を持つことができ、固定電話は8.4円/3分、携帯電話は16.695円/分、ユーザー同士なら通話が無料で、なおかつ「ほぼスマホ」であれば最初の12ヶ月は無料、13ヶ月目以降は315円/月。


この通話アプリは「ほぼスマホ」のMEDIAS NE-202に最適化することで音質をクリアにしており、ベースとなっているのはナムザック・ラブス社(カナダのトロントが本社、米国海軍で公式に採用され、NTTドコモの災害対策時の通信インフラなどにも利用された実績あり)と共同開発し、低通信速度でも高品質の音声を再現するような独自のソフトウェア。どういう仕組みかというと、通話毎にネットワーク環境に応じてコーデックのビットレートを動的に変え、音声を伝達する独自のソフトウェアアーキテクチャーによって不安定なモバイル通信環境においても高品質かつ高い安定性を保持したVoIP音声通信を実現。実際に通話がどのような感じでできるのかというのは通話料無料のテストコールで確認可能。緊急電話・0120が使えず、初回登録時に本人認証のため携帯番号が必要というのがアレなのですが、この価格を実現するためのポイントでもあるので、こういう部分を納得できるかどうかが重要。


OSはAndroid4.0を搭載、連絡先の部分などはGoogleのアカウントと同期でき、通話履歴もこんな感じでずらっと並び、妙なクセはない感じ。


見て分かるように非常に薄く作られており、サイズは約130mm×約67mm×約7.8mm、重さは約119g(1800mAhのバッテリー込み)


側面はこうなっており、無線LANはIEEE802.11b/g/n、メモリはROMが8GB・RAMが1GB、CPUは1.5GHzのデュアルコア


底面はこんな感じで、ワンセグ・Bluetooth 4.0・GPS・赤外線通信が可能


カメラ部分は有効画素数が外側が約810万画素、内側が約130万画素


実際に手に持つとどのような感じかというと、女性の手で持ってこれぐらいなので、やたら大型化している端末よりも圧倒的に持ちやすさ重視。


ぺったんこで軽いため、持ちやすさは圧倒的


Android4.0なので操作は非常に軽快


また、標準で急速充電が可能な卓上ホルダ付き


背面に充電端子があるので、こうやって置くだけでOK


こんな感じ


いちいち充電するためにUSBのフタをパカパカと開けたり閉めたりせずに済むのでかなり便利


置きっぱなしで使うことも可能


担当者に話を聞いてみたところ、防水防塵のスマートフォンの場合、端子を付けたりする部分のフタを開けたり閉めたりする点に不安を持つユーザーが非常に多く、特に日々の充電で不安を持ってしまうケースが多いとのこと。そこでこのような卓上ホルダがあればフタを開け閉めする必要性がないので安心してもらえる、というわけです。


プラン的に最安のライトSプランであれば特典を使うことで総合計2980円/月・転送量は1GB/月、それを超えると128kbpsに制限されるわけなので、余計な通信をするアプリはことごとく常駐を外すのが基本。逆に言えばバックグラウンドで通信する系のアプリを必然的に切りまくる結果になるので、ベースとなっているN-07Dで問題になっているバッテリーやら発熱やらの問題がほぼ問題にならないという皮肉な結果に。直近でも通信を改善するアップデートがかかり、現時点ではほぼ「枯れた」スマホとなるため、「とにかく月々のランニングコストを抑えたい」のであれば必要十分。もっと勘繰るのであれば、だからこそここまでの安い価格で提供できるということかもしれず。


プランを箇条書きでまとめるとこうなります。利用期間はどれも2年間で、6月30日までの間に申し込んで特典を使う場合の料金です。UIMカードというのは要するにSIMカードのことになります。

◆ライトSプラン
2980円/月
1GB/月
UIMカード1枚

◆ライトMプラン
3980円/月
2GB/月
UIMカード1枚

◆スタンダードプラン
5980円/月
7GB/月
UIMカード3枚

つまり、毎月のランニングコストがネックになってスマートフォンを使い始めるのにためらいがある、あるいはガラケーと併用して様子見したい、もしくはあんな高いキャリアの通信費は払ってられないしモッタイナイ、というような人向けです。ぶっちゃけ、通信系のアプリとかをバリバリに使いまくりたいという人は絶対にアウトで、「メールとページを見る程度、あとたまに電話がかかってくるだけ。というかもっぱらオフライン的な利用&無線LAN使いまくりなので、出先でエリアの広いドコモのLTEがときどき使えればよい」というような、最低限の機能しか必要としていないのであれば十分OKなはず。とにかく朝から晩までスマホをいじくり倒しているヘビーユーザーとかは最初から眼中になく、「使い倒したいけど料金は安くしたい」というようなコストパフォーマンス超重視の人も当然ながらターゲットに入っていません。

ここまで絞り込んでしまって本当に勝機があるのか?と疑いたくなるところですが、前回の「月額2960円で防水スマホ+ドコモ回線、しかもテザリングOKの新サービス「MEDIAS for BIGLOBE」を使ってみました」でも明らかなように、こういう割り切りまくったプランというのはそれはそれで需要がかなり高く(さらにその前のときはなんと売り切れ続出だったとのこと)、だからこそNECビッグローブも「OK、次はLTEだ!ついでにアプリで番号ゲット&音声通話もできるようにしておいた!通信制限が厳しいからアプリの常駐は自分で外しまくってね!結果的に通信料が少ないから安定するし!ほぼスマホ!」というむちゃくちゃなことができる、というわけ。

こういうのを見ると、ネット上ではハイエンドのフラッグシップ端末が非常に話題になりやすいものの、実際にはこういう「隙間を埋める」ものであるとか、もっと普及価格帯であるとか、そういう側が大多数であるという現実がなんとなく理解でき、それらの実態を鑑みると「ふむ、だから各キャリアやメーカーはああいうわけのわからないものを出さざるを得なくなるのだな」という本当の裏事情までが透けて見えてくる感じです。

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in レビュー,   モバイル, Posted by darkhorse