メモ

Appleから独立した6つの企業はその後どうなったのか?

By dlns

1974年に設立されてからこれまでの間でAppleから生まれた子会社は全部で6つあるのですが、そのすべてを知っている人は少ないはず。ということで、既になくなってしまった企業や現在も存続中の企業など、これまでAppleから独立した企業を有名どころから「そんな会社まであったのか」という企業までApple Gazetteがまとめています。

Apple's Spinoff Companies
http://www.applegazette.com/apple-inc/apples-spinoff-companies/


◆01:Claris
ClarisがAppleから独立したのは1987年。AppleのソフトウェアAppleWorksはもともとClarisがClarisWorksの名で開発・研究していたものなのですが、後に社名をFileMakerにして改組、現在はデータベースソフトのFileMakerシリーズやBentoの開発・発売を行っている。


◆02:ARM
ARMは1990年にAcorn ComputersとApple、VLSI Technologyによるジョイントベンチャーとして誕生したのがARM。現在アップル製品に使われているマイクロプロセッサはARMによって作られているのですが、AppleにとどまらずHTC、任天堂、SONYなど多くの製品にも使用されています。


◆03:General Magic
Magic Capと呼ばれる携帯端末用OSを開発したのが1990年に独立したGeneral Magic。Appleから独立した企業の中では最も知名度が高く、当初はPocket Crystalと呼ばれておりAppleの開発チームが母体となっています。Androidの創設者であるアンディ・ルービンも創立当時のメンバーだったとのこと。アップル・ニュートンの開発チームとポータブルデバイスの開発において競い合い、負けたものの功績を認められ子会社として独立しました。Magic CapはSONYのMagic LinkやPanasonicのNeoNetといった端末で使用されましたが、2002年に廃業しています。


◆04:Rae Technology
1992年に独立し1996年にNetObjectsとなったのがRae Technology。Mac用の個人情報管理ソフトをRae Assistを開発しました。


◆05:Newton
世界初の個人用携帯情報端末(PDA)アップル・ニュートンはスティーブ・ジョブズがAppleを離れていた際の製品で、1997年にAppleはNewtonの開発チームを母体とした子会社を設立することを発表。しかし、ジョブズがCEOとして復帰するとこの発表を撤回し、2004年にはAppleはPDAを開発しないことを明らかにしましたが、iPhoneが発表されてからしばらくしてソフトウェアの追加が可能になり、現在、iPhoneがPDAとして機能するようになりました。

By davelawrence8

◆06:Apperian
Appleから独立した企業のうちもっとも新しいのがApperian。2009年にAppleのエンタープライズ・サービス部門で働いていたChuck Goldmanさんを代表として設立されました。Appleだけでなく、AndroidやBlackberryを対象とした携帯端末のアプリストアを構築しており、現在も順調に顧客を増やしています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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