取材

ノキアが携帯電話事業で巻き返し、複数のWindows Phone 8端末も発表


世界最大手の座をサムスンに奪われ、スマートフォン分野でも不振が続くノキアが世界市場での巻き返しを目指して4つの新型端末を発表しました。

プレスカンファレンスの会場はスペインのバルセロナ。


会場に集まったジャーナリストたち。


早朝の開催となったため、朝食用のパンが配られました。


ステファン・エロップCEOが登壇し、携帯電話2機種とスマートフォン2機種の発売をアナウンス。


個別の製品の説明はデザインの責任者であるMARKO AHTISAARI氏が担当。


1機種目はデュアルSIM仕様の「NOKIA 301」。


カメラ機能などを強化したフィーチャーフォンです。


ここからは実機を使った撮影のデモ。


ハイエンドスマートフォン並みのパノラマ写真撮影が可能。


自分撮りの際にはカメラの音声ガイドに従って端末の角度を調整することでリアカメラを使用してもフレームの中心に自分を収めることができます。


「RIGHT(右へ) 」という携帯電話からの音声ガイドに従って角度を調整。


バッチリです。


「Slam」と呼ばれる機能を使用すれば、事前にペアリングすることなくBluetooth経由で写真のやりとりが可能。


こんな感じで一瞬でデータを送ることができます。


2機種目は15ユーロ(約1800円)という超低価格で発売される「NOKIA 105


キーボードは防塵で、通話などを行わなければ1ヵ月近くバッテリー切れにならないとのこと。


カラーバリエーションは4色。


3機種目はWindows Phone 8搭載のエントリーモデル「NOKIA LUMIA 520」。


こちらもカラーは4色。


感度の高いタッチセンサーを備え手袋をしたままでも操作可能。


写真の一部がアニメーションのように動くエフェクトなどを追加できるカメラアプリを標準搭載。


ミュージックアプリはストリーミングが主ですが、一部の機能はオフラインでも使用可能。


オリジナルのマップサービス「here」アプリをプリンストール。


シンプルなUIの乗換案内。


カラフルな表示で所要時間が一目瞭然。


4機種目はWindows Phone 8のミドルレンジ機となる「NOKIA LUMIA 720」。


ドイツの老舗光学機器メーカー、カールツァイス製のF値1.9の明るいレンズを搭載。


こんな感じの写真が撮影可能。


NFC対応のドック。


車載型のドックもあります。


新生NOKIAのラインナップはこんな感じ。


NOKIA LUMIA 520」は139ユーロ(約1万6700円)で2013年の第1四半期にヨーロッパで発売開始。


NOKIA LUMIA 720」は249ユーロ(約3万円)で発売時期は同じく2013年の第1四半期。


上位モデルの「NOKIA LUMIA 920T」の中国市場への投下も決定。


オリジナルのマップアプリ「here」はFirefox OSの標準アプリとして搭載。


というわけで、不振が続くNOKIAですが新ラインナップはかなり強力な品揃えとなっているので今後の展開に注目です。

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in 取材,   モバイル,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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