「PS4」はプレイヤーにとって一体何が新しいのか、新機能や仕様詳細まとめ


ついに本日発表されたソニーの最新ゲームハード「プレイステーション 4(PS4)」ですが、発表会ではイマイチよくわかりにくかったスペックアップ以外の「一体何が新しいのか?」という部分をまとめてみました。

◆「SHARE」ボタン一発でゲームプレイムービー・スクリーンショットをネットで共有


PS4ではゲームプレイがなんと常時録画され続けており、コントローラーの「SHARE」ボタンを押すだけで直前の数分間のプレイムービーやスクリーンショットをネット上にアップロードすることが可能、現時点ではコメントを付けてFacebookに投稿できることが判明しています。


これはFacebookアカウントとSony Entertainment Networkアカウントを紐づけることにより実現するもの。


プレイヤーにとっては「ふーん」ぐらいのことかもしれませんが、GIGAZINEの10周年記念書籍「GIGAZINE 未来への暴言」中でも述べたように、かつてはゲームプレイ動画やスクリーンショットの使用はたとえレビュー目的で、正当な引用の範疇であったとしても、それどころか事前に許諾を得ていたとしても、あとからゲームメーカーの法務部や弁護士事務所から「著作権侵害」ということで削除依頼が来るような状態であったわけで、「そんなにムービーの引用はたとえ1秒でも2秒でも認められない、ありえないと言うのであれば、裁判所で判例を出してもらいましょうよ」とこちらから持ちかけたほど。そういう状態があっという間に覆されたわけで、実際にどのようなものになるのか非常に楽しみです。

◆「Ustream」などでストリーミング生中継可能


PS4のリリース文中には「Ustream(ユーストリーム)などのインターネット中継サービスを通じてゲームプレイを友人に手軽に生中継することが可能」と書かれており、「など」という表現から考えて、当然、「ニコ生」も範疇に今後入ってくるのではないか?と予想されます。さらに中継されている動画にはコメントを投稿するだけでなく、ネットワークを通じてゲームをプレイしている人にキャラクターの体力を回復させるアイテムや特別な武器などを提供して進行を助けることも可能とされており、単純なストリーミングだけにとどまらないようです。このようなゲーム中継も今では当たり前のようにあちこちで行われていますが、ちょっと前まではそもそもゲーム動画自体がどこのサイトでも「速攻削除対象」になっていたわけなので、まさにここ2年か3年ほどで環境が激変した、というわけです。これもまたかなりうれしいことです。

◆PS Vita・スマホ(iPhone/Android)・タブレットがリモートプレイのセカンドスクリーン化


Wi-Fi経由でPS4に接続することで、PS VitaからPS4のゲームをプレイできるようになるワケですが、それだけにとどまらず、専用アプリ「PlayStation App」をiPhone/iPad/Android搭載スマホ・タブレットにインストールすることによって、PS4のセカンドスクリーンにすることができる、とのこと。これはアドベンチャーゲームの地図を別画面として確認するというようなしょぼいものではなく、外出先からPS4のゲームを購入して自宅のPS4にダウンロードする、さらにはPS4でプレイしている友人などのゲームプレイを出先から鑑賞する、というようなことまでをも可能にしています。

実際にPS4をPS Vitaからプレイ中の様子


◆サスペンドモードでいつでもすぐにゲームを中断可能


PS4を節電状態で待機させるサスペンドモードによってシステムの状態が一時保存される、というもの。いちいち起動を待つというようなことはなくなるわけです。


さらにスタンバイ状態でも専用ゲームのダウンロードやゲームのアップデートが可能で、しかも大容量のファイルが全部ダウンロードされるのを待つ必要は無く、分割してダウンロードされるのですぐにゲームを開始できる、というわけ。しかもPS4でゲームプレイしつつブラウザも起動させる、というようなことも可能となっており、あらゆることを「すぐに」できるようにするというのがPS4の基本コンセプトの一つになっているようです。

◆自分の欲しいゲームや見たい番組・映画などを事前に予測してあらかじめダウンロード


GoogleやFacebookがユーザーの操作や行動を履歴化して分析、各自が興味を持っているもの・最適なものを優先的に見せるのと同じようにして、PS4もプレイヤーのプレイ動向を分析し、「プレイヤーが好むゲームはたぶんコレ」ということで事前に自動ダウンロードすることで、将来的にはダウンロードの待ち時間を限りなくゼロに近づけるとのこと。この情報の元になるのはおそらく、PS4のメニュー画面上での友人のゲーム情報の閲覧・ゲームプレイの鑑賞などがもとになっていると思われます。

◆クラウド化によって昔のゲームをプレイ可能に


ソニーの提供する定額制音楽配信サービス「Music Unlimited」やプレミアムビデオ配信サービス「Video Unlimited」も利用可能であり、さらにGaikai Inc.の技術によって「プレイステーション」ならではのクラウドサービスをPS4で実現予定となっており、一例として「PS Store内でゲームタイトルの製品版の一部の試遊を可能にする」となっています。それだけにとどまらず、このクラウドサービスは「本サービスを通じて、ユーザーの皆様に、発売以来3000にも上る豊富なPS3タイトルの多くをお楽しみいただけるようにしてまいります」とリリースで明言されていることから、過去の名作ゲームなどをPS4上でプレイすることが可能になる、というわけです。

上記をソニーは5つのキーワードとしてまとめており、

使いやすさ(Simple)
サクサク(Immediate)
ソーシャルとの融合(Social)
様々なデバイス/サービスとの連携(Integrated)
ユーザー体験の最適化(Personalized)


としています。要するに「いつでもどこでも速攻でゲーム」をできるようにするためにすべきことを全部思いつく限り盛り込みました!ということです。

で、どのような外観になるかはまだ未発表ですが、スペックの一部は判明しており、以下のようになっています。


・Main Processor
Single-chip custom processor
CPU : x86-64 AMD “Jaguar”, 8 cores(専用に開発された8つのx86-64アーキテクチャーのCPUコアと最先端のGPUが搭載された高性能プロセッサー、AMDのJaguarについてはここが詳しい
GPU : 1.84 TFLOPS, AMD next-generation Radeon based graphics engine(物理演算など汎用的な計算処理(GPGPU)も可能で、搭載されている18個のコンピュートユニットは全体で1.84テラフロップスの演算能力を有し、その性能をグラフィック機能やコンピューティング機能、またはその二つに自由に割り当てることが可能)

・メモリ
GDDR5:8GB(176GB/秒の広い帯域幅を持つGDDR5のメモリーを8GB搭載しているため、ゲーム開発がより効率的に)

・ハードディスク
内蔵(一体どれぐらいの容量があるのかは不明、事前にプレイヤーの嗜好を判断して自動ダウンロードする機能があるのでかなりの大容量かも)

・光学ドライブ(読み出し専用)
BD 6 倍速CAV・DVD 8 倍速CAV

・入出力
Super-Speed USB (USB 3.0)ポート、AUX ポート

・通信
Ethernet (10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T)
IEEE 802.11 b/g/n
Bluetooth 2.1(EDR)

・AV出力
HDMI 出力端子
アナログAV 出力端子
光デジタル出力端子

上記の仕様で意外な点と言えば、CPUもGPUも独自開発ではなく、全面的にIntelのライバルである「AMD」社のものを採用しているという点。最近はIntelにぼっこぼこにされ、モバイル分野ではクアルコムなどに追い上げられていたのですが、もしPS4が大ヒットするのであれば、それに伴ってAMDも息を吹き返しそうです。

なお、発売時期は2013年の年末商戦あたりで、現時点では価格が不明。一体、どれぐらいのお値段になるのでしょうか……。

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