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1分間に150ページを読み取れるDIYブックスキャナを作る一部始終を公開


有志がインターネット上で製作したDIYキットを使用してブックスキャナを自作して教科書をデジタル化してみよう、というプロジェクトが著作権と技術の関わりを学んでいる学生たちによって行われ、Ars Technicaでその一部始終が公開されています。

How we built a DIY book scanner with speeds of 150 pages per minute | Ars Technica
http://arstechnica.com/gadgets/2013/02/diy-book-scanning-is-easier-than-you-think/


今回製作されたスキャナのベースになっているのはDIYBookScanner.orgの創設者Daniel Reetzさんたちが設計したキット。23×27×7cm、重さ約40ポンド(約1.8kg)の重さの箱に入って到着したとのことです。

キットには木製のフレームの他にナット、ボルト、ワッシャー、ネジ、ボールベアリング、LEDライト、テンションコード、自転車のブレーキ、ケーブル類などが含まれていたそうですが、組み立てマニュアルは入っていませんでした。


しかし、インターネット上ではイケア(スウェーデン発祥の世界最大の家具メーカー)のマニュアルのような、きちんとした組み立てガイドを発見することができたそうです。


フレームを塗装するためのペンキとローラー、ブラシなど。


塗り終えたパーツはこんな感じ。


パーツを組み合わせるための穴は自分たちで開けています。


インターネットで見付けたマニュアルやフォーラムに質問をして得た回答などを頼りに組み上げた結果は以下の通り。


市販の家具ほど簡単ではありませんが、1日目で組み立ての準備までは完了。


2日目の作業はスキャナのセンサーにあたるカメラの取り付けです。この部分は自転車のブレーキやケーブルを応用してカメラのシャッターを押すようになっているそうですが、フォーラムで集めた情報をもってしても上手く動作させることができず、機械に詳しい友人に頼ってやっとくみ上げることができたそうです。


完成した姿。


PCと接続してスキャナとして利用すれば、最速で1分間に約150ページのスキャンを行うことが可能です。


実際にどんな感じで使用するのか、というのは以下の画像をクリックした先にあるGIFアニメーションで見ることができます。


なお、このスキャナの総製作費用は475ドル(約4万3700円)とのことです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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