自衛隊の護衛艦からタンカーに客船まで、世界を行き交う船の位置が見られる「ライブ船舶マップ」を使ってみた


洋上を航行してる無数の船の位置情報や行き先などを地図上に表示して見られるウェブサービスが「ライブ船舶マップ」です。このサービスは300トン以上の国際航海をする船舶などに搭載が義務づけられている AIS(自動船舶識別装置/Automatic Identification System)から送られてくる船名や位置、針路などの情報をGoogleマップ上に表示するもので、世界のあらゆる場所をどんな船が行き交っているのかを見ることが可能となっています。

ライブ船舶マップ -AIS- 船舶動静ならびに船舶位置
http://www.marinetraffic.com/ais/jp/

ライブ船舶マップ」にアクセスしてみるとこんな感じ。


見たい地域を拡大すると、そのエリアを航行しているAISから情報を送信中の船の数がわかります。


さらに地図を拡大すると船の針路や位置もチェック可能。


南北アメリカ大陸の間にある太平洋と大西洋を結ぶ要所パナマ運河に船が集まっている様子。


太平洋とインド洋を結ぶ海上交通上の要衝マラッカ海峡はこんな感じ。


スペインとアフリカの間にあるジブラルタル海峡もかなり混み合っているようです。


表示されている船のマークをクリックすると詳細情報を閲覧することが可能。


南極にも船がいます。


クリックをしてみると「XUE LONG」という船でした。


右上の検索窓に船舶名を入力してエンターキーを押すとその船の詳細情報やどこを航行しているのかを見ることもできます。今回は豪華客船「クイーン・メリー2号」を検索してみました。


該当する検索結果が表示されるので、「QUEEN MARY 2」をクリック。


写真付きで船の情報が見られます。


サイズや船籍などの他に、直近に航行していた位置も表示。


さらに、航海履歴をクリックするとより詳細な航行状況が見られます。


記事作成日の2日前となる2013年の2月9日01:51には緯度1.2639、経度103.861の位置にあり約12時間後には緯度1.2474139、経度104.033まで移動、翌日の10日早朝にはインド洋のどこかを航行中だった、ということがわかります。


以前取材で乗船した海上自衛隊の「護衛艦いなづま」で検索してみた結果は以下の通り。さすがに、直前の居場所がわかるのはまずいためか、位置情報は1ヵ月以上前のものしか表示されていません。


航海履歴をクリックしてみます。


「関連情報はありません」と表示されてしまいました。


というわけで、世界中の船舶の航行状況という普段はあまり見ることがない世界をウェブを通してウォッチできる仕組みとなっているので、船の撮影などをしてみたい場合はもとよりニュースなどで度々耳にする「ホルムズ海峡」や「マラッカ海峡」、「スエズ運河」といったエリアの海上交通がどうなっているのか覗いてみるとおもしろいかもしれません。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log