消えつつあるピンボールを救うべく開発された新たなピンボールマシン

By JesseRad

一世を風靡したアーケードゲームピンボールはビデオゲームの流行に伴い徐々に姿を消していきましたが、そのピンボールを再興しようと映画「オズの魔法使い」を元にした新たなピンボールマシン「Wizard of Oz」が開発されました。

Jersey Jack Pinball
http://www.jerseyjackpinball.com/

Jersey Jack Pinball, Wizard of Oz: Pinball is dying. Can arcade entrepreneur Jack Guarnieri bring it back to life? - Slate Magazine
http://www.slate.com/articles/business/doers/2013/01/jersey_jack_pinball_wizard_of_oz_pinball_is_dying_can_arcade_entrepreneur.html

実際にWizard of Ozを動かしているムービーは以下から見ることができます。

Jersey Jack Pinball, Inc - The Wizard of Oz Pinball Machine - YouTube


こちらが新しいピンボールWizard of Oz。往年のピンボールの雰囲気を残しつつ新しさをプラスしたものとなっています。物語に従って、真ん中には黄色いレンガの道を再現。


こちらは1960年代のピンボールマシンと比べると、Wizard of Ozがより洗練されたデザインとなっていることがよくわかります。


カラフルなLEDライトに照らされるさまざまな仕組み。


以下がピンボールの土台となる部分。鮮やかな色彩のイラストが描かれています。


擬人化された木々はプラスチック製。


ボールを打ち出すパーツ。


竜巻に飛ばされ着地したドロシーの家の下から「悪い東の魔女」の足が2本出ていている様子も再現。プレイ中、家は竜巻に吹き飛ばされているようにくるくると回ります。


側面にはイラスト。


中はこんな感じ。


誰でも知っている「オズの魔法使い」という物語を使うことで、大人から子どもまでが楽しめるようにしました。


こちらがJersey Jack Pinball社を設立したJack Guarnieriさん。Guarnieriさんは55歳で、会社を設立するまではセールスなどで生計を立てていたとのこと。


ピンボールは1960年代にアメリカをはじめ日本でもヒットしたアーケードゲームですが、ビデオゲームの台頭とともに衰退し、ピンボールの大手であるウィリアムス社が1999年に起死回生策としてこれまでのピンボールとテレビ画面を組み合わせた「ピンボール2000」を開発したものの、衰退に歯止めをかけることはできず姿を消してしまいました。現在では唯一アメリカのSTERN Pinball社が製造を行っていますが、売上は芳しくなく、購入者もほぼ個人となっています。

Guarnieriさんは1975年にピンボールマシンに関わるサービスを開始、その後ニューヨークでゲームセンターの開発などを行ったり、コンサルタントとして会社の経営に参加していたのですが、このままではピンボールが世界から無くなってしまうと思い、人生をかけて歴史上もっともすばらしいピンボールを作ることを決意。そしてニュージャージー州に工場を建てたのです。

GuarnieriさんはJersey Jack Pinballの工場を「自分のやっていることを愛した時、人は何でも達成することができる」証拠だと考えています。このアーケードゲームについて「縮小しているマーケットにお金をつぎ込むなんてどうかしている」と専門家たちに不愉快なことを言われたこともあったそうですが、ゼロからすばらしいことを成し遂げる道は1つだけなのです。「迷いに打ち勝つには決意と情熱、そしてスティーブ・ジョブズのような決断力を持つことです」とGuarnieriさんは語りました。

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