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100フレーム/秒を実現できる業界最高解像度20メガピクセルのデジカメ向けCMOSイメージセンサーが東芝から新登場

By Jason Pier in DC

コンパクトデジタルカメラ市場では、より高解像度の製品が求められているものの、解像度が高いと撮影素子サイズが大きくなるため、デジタルカメラの筐体が大型化してしまうという事態になっているわけですが、東芝はその問題を解決するため、コンパクトデジタルカメラで主流となっている1/2.3型の撮影素子サイズで業界最小となる画素サイズ1.2マイクロメートルの画素を採用することで、ついに業界最高解像度となる20メガピクセルを実現することに成功、2013年夏から量産を開始するそうです。

東芝:ニュースリリース (2012-12-26):デジタルカメラ向けCMOSイメージセンサの発売について
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2012_12/pr_j2601.htm

これが1/2.3型の撮影素子サイズで業界最高解像度となる20メガピクセルを実現したBSI(裏面照射)型のCMOSイメージセンサ「TCM5115CL」


20メガピクセルになったことで、ムービー撮影時のフレームスピードを、1080pモードで60フレーム/秒、720pモードで100フレーム/秒を実現することが可能になり、HDムービーの高速撮影が可能になり、よりなめらかな動画のスロー再生も実現できるようになります。

また、東芝独自の画素設計技術とプロセス技術により、従来の16メガピクセル製品(画素サイズ1.34マイクロメートル)と比較して、飽和電子数(単位画素当りで蓄積可能な最大電子数)が単位面積当たり15%改善したので、より鮮明な画像も実現できるとのこと。

なお、サンプル出荷は2013年1月、量産時期は2013年夏となっているので、そのあたりから今までと同じ大きさでよりハイスペックになったコンデジなどが新登場すると思われます。スマートフォンがカメラ代わりになりつつあり、デジタル一眼レベルでないとデジカメの意味が無いような感じになっていますが、コンデジもさらなる進化を来年は遂げそうな予感がします。

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in メモ, Posted by darkhorse

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