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Appleがスイス連邦鉄道時計のデザインを盗用した件で約17億円を支払いへ

By James Cridland

AppleがiOS 6向けにリリースした時計アプリのデザインがスイス連邦鉄道(SBB)の鉄道時計の盗用だということで、SBBが商標権を主張していた問題は10月に和解が成立しましたが、地元紙によると、そのライセンス料は2000万スイスフラン(約16億7000万円)にものぼるとのこと。

Hintergrund: Der Streit mit Apple schwemmt Millionen in die SBB-Kasse - News Wirtschaft: Unternehmen - tagesanzeiger.ch
http://www.tagesanzeiger.ch/wirtschaft/unternehmen-und-konjunktur/Der-Streit-mit-Apple-schwemmt-Millionen-in-die-SBBKasse/story/29888690



AppleではiOS 6を搭載したiPadやiPhone向けに時計アプリをいくつかリリースしましたが、その中の一つがSBBの時計のデザインに酷似。SBBではデザイン使用の許諾を出していなかったことから商標権を主張し、Appleと話し合いを持ちました。

その結果、AppleがSBBにライセンス料を支払うことで合意、iPadやiPhoneで、引き続きこのデザインの時計を使用することができるようになりました。

下記画像、左がAppleの時計アプリ、右がスイス連邦鉄道時計。

Swiss rail company accuses iPhone 5 of copying their iconic clock design | Mail Online



ライセンス料がいくらかであるかについては明らかにされませんでしたが、スイスのTages-Anzeiger紙が複数の情報筋から得た情報によると、2000万フラン(約16億7000万円)ほどであるとのこと。これについて、SBBはノーコメント、Appleにも質問を送ったそうですが反応がなかったそうです。

この時計がデザインされたのは1944年のことで、すでにデザイン特許の期限は切れているのですが、SBBは2002年に立体商標として登録。そのため、特許が切れても、使用にはSBBの許可が必要な状態が維持されていました。

Appleが時計アプリさえ削除すればこれほど巨額のライセンス料を支払う必要はなかったはず。しかし、このSBB時計をインストール済みのiPadがすでにスイスでも市場に出回っていたため、これを回収して時計を削除するには相当な追加費用がかかってしまい、また、Samsungに対する特許権侵害の裁判を行っている中で、Appleが時計の削除を命じられるというのは評判を損なうことになりかねないという判断があり、Appleはライセンス料を支払うことを決めました。

ちなみに、時計メーカーのMONDAINEは1986年から許諾を受けてSBB時計と同じデザインの時計を販売しています。MONDAINEのAndre Bernheim社長は今回の一件について、SBB時計のことが広く知られることで、実際に時計を売っている自分たちにも利益があることから「よいことですね」とコメントしています。

By Satoshi Kobayashi

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