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月額基本使用料4900円の衛星電話ドコモ「IsatPhone Pro」実機フォトレビュー


赤道上空約3万6000kmの静止軌道上にある人工衛星「インマルサット」を介して通信・通話を行う携帯電話がドコモの「IsatPhone PRO」です。

IsatPhone PRO(アイサットフォン プロ) | サービス・ソリューション | ドコモビジネスオンライン | NTTドコモ

危機管理産業展2012にあった実機の展示ブースは以下の通り。


「IsatPhone PRO」は人工衛星を介して通信・通話を行うため、3G/4G用の基地局が災害でダウンしている状態でも連絡を取り合うことができます。また、一般的な携帯電話が圏外になってしまう山中や海上でも空が開けた場所ならどこからでも通話ができるとのこと。


利用可能エリアは北緯・南緯70度より極に近い地域を除く全世界。


本体サイズは縦170×横54×厚さ39mmで、バッテリー込みの公称重量は約279グラム。GPSを内蔵し位置情報を表示することもできます。


3.7Vのリチウムイオン電池を備え最長8時間の連続通話と100時間の待ち受けが可能で、最大60秒の留守録サービスにも対応。防水、防塵、耐衝撃仕様でマイナス20℃から55℃の環境で使用できるとのこと。


成人男性の手で持つとこんな感じ。一般的な家庭用電話の子機くらいのサイズで持ち歩きにも困らない大きさとなっています。


キーは日本語化済みで、SMSとEメールの送受信も可能。


側面。


下部にはマイクロUSBポートとオーディオソケットを搭載。


上部。


アンテナを開くとこんな感じ。


片手持ちもラクラク。


操作画面はこんな感じ。なお、展示会場は室内だったため電波を受信することはできませんでした。


「タイプGSPS」プランの月額基本使用料金は4900円で音声通話は一律で15秒40円。SMSの送信は1通70円です。


なお、郵送で申し込んだ場合の本体価格は税込9万4290円となっています。


というわけで、個人で利用するにはちょっと手が届きにくい金額ですが、会社や自治体の防災への備えの一環としては十分に利用可能な値段となっているのでいざという時に備えて1台用意しておくといいかもしれません。

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in レビュー,   取材,   モバイル,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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