笑わないと開かないソニーの冷蔵庫が2012年グッドデザイン賞を受賞


ソニーコンピュータサイエンス研究所で研究している笑顔にならないと開かない冷蔵庫「ハピネスカウンター」が2012年度グッドデザイン賞ベスト100を受賞しました。これは東京大学の暦本純一さんの研究によるもので、日常生活の中で積極的に笑顔をつくることを促進するためのものだそうです。

Happiness Counter - Research Gallery - Sony Computer Science Laboratories, Inc.
http://www.sonycsl.co.jp/research_gallery/happiness-counter.html


これが「ハピネスカウンター」の笑顔を検出する部分。スマイルマークの上にカメラがついています。


冷蔵庫の前で笑うと、スムーズに扉が開くようになっています。


暦本純一さんの研究である「HappinessCounter」を解説したムービーは以下から。

HappinessCounter: Smile-Encouraging Appliance to Increase Positive Mood on Vimeo


笑顔はそれだけで場を明るくしたりムードをよくしたりする力がありますが……


1人暮らしの生活を送っていると、笑顔になる機会も少なくなってしまいます


心理学者のウィリアム・ジェームズによれば「人は幸福だから笑うのではなく、笑うから幸福なのだ」とのこと。


そこで笑顔が身体にもたらす影響・効用を再確認することで、一人でも多くの人が幸せな気分になるようなインタフェースデザインを、ということで開発されたのが笑顔を検出する「ハピネスカウンター・システム」


ハピネスカウンター・システムを利用した鏡が人の笑顔を検出すると、左側のマークが笑顔になりました。


反対に笑顔でないと、マークは悲しい顔に。


この技術はSONYのサイバーショットでもスマイルシャッターとして使われています。


カメラが笑顔を検出すると、自動的にシャッターが下りるように。


そのハピネスカウンター・システムを冷蔵庫に応用したのが、今回グッドデザイン賞を受賞した「ハピネスカウンター」というわけです。無表情で冷蔵庫を開けようとしてもなかなか扉が開かず……


力を入れて思いっきり取っ手を引くと、ようやく開きました。


しかし、冷蔵庫に取り付けてあるハピネスカウンターシステムが笑顔を検出すれば……


さくっと扉を開け、必要なものを取り出すことができます。


10日間に渡って被験者の男性にハピネスカウンターを使ってもらったところ……


一日目はぎこちない笑顔でしたが……


実験の最終日である10日目には、初日よりもずっと自然に笑えるように。なお、冷蔵庫には遠隔地に住む家族と笑顔写真を共有する機能もあり、見守りシステムとしての役割も期待できる、とのこと。


ギスギスしがちな会社のミーティングも……


部屋の前にハピネスカウンターを設置し、笑顔で会議室に入るようになれば、よりくだけて明るい雰囲気に。


なお、このシステムは冷蔵庫だけでなく、鏡やドア、スマートフォンなどさまざまなプロダクトと組み合わせることによって笑顔形成を促すことができると考えられており、新たな付加価値を生み出すことで、ユーザーがこれまで以上に製品に愛着を持って使用できるスマイルアウェアな家電という商品カテゴリーの創出への貢献が期待される、とのことです。

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