取材

立ち食いソーセージ屋「カレー・ヴルスト」に行ってドイツのB級グルメを食べてみた


日本では駅や街角に立ち食いそば屋があるように、ドイツには立ち食いソーセージ屋があります。ケルンやベルリンで見かけたお店はレジとキッチンとテーブルがあるだけの簡素な作りで、メニューも焼きソーセージやボイルソーセージなどの数種類のみ、というシンプルな営業形態のものがほとんど。

街角ではこんな感じで人々がテーブルの前に立ってソーセージをほおばる姿が至るところで見られます。

by Kai Hendry

というわけで、今回はこの立ち食いソーセージ屋のメニューの中でも最もポピュラーなメニュー「カレー・ヴルスト(カレー風味のソーセージ)」を発祥の地と言われるベルリンで食べてみることにしました。

ベルリン中央駅にある「CARRYWURST EXPRESS」に到着。


訪問したのは夜の10時過ぎだというのに旅行者から地元の人まで、ソーセージを求める人が列をなしています。


レジの脇では水や清涼飲料水なども販売中。


店名にもなっている看板メニューの「Currywurst(カレー・ヴルスト)」はLサイズが2.9ユーロ(約290円)、XLサイズが4.9ユーロ(約490円)、XXLサイズが6.9ユーロ(約690円)となっています。


お店の人に向かって「カリーブルスト、ビッテ」と言えばOK。なお、「カレー」ではなく「カリー」と言うのがポイント。最後に英語の「プリーズ」と似たような意味の「ビッテ」を付けると少し丁寧な頼み方になります。なお、お皿のサイズを聞かれる場合もありますが、黙っていてもだいたいは1番小さいものが出てくるはずです。

注文が済むと以下のムービーのような感じで中の人がソーセージを切ってドバドバとケチャップをかけた後、カレー粉をまぶしてくれます。

ドイツの立ち食いソーセージスタンドの調理風景 - YouTube


レジの脇にはケチャップやマスタードなどを好きなだけかけられるタンクが置いてありますが、「カレー・ヴルスト」にはもともとたっぷりソースがかかっているのでわざわざ追加する必要はなさそう。


Lサイズ1人前(2.9ユーロ/約290円)は以下の通り。セットのパンは割と固めですが、サクサクとした表面の歯ごたえを楽しみつつケチャップなどを塗って食べるといい感じです。


カレー・ヴルストは以下の通り。表面を軽く焼いた太めのソーセージにソースがかかっており、ケチャップとカレー粉の香りが食欲をそそります。


ケチャップの中にゴロンゴロンとソーセージが入っているので、よほどの大食いでなければLサイズで十分お腹が満たされます。


ベチャっとソースを絡ませてみるとこんな感じ。口に入れるとまずカレーの香りがフワッと立ち上がってきて、直後にケチャップの甘酸っぱさが広がり、最後にソーセージをかみしめると濃厚な肉のうまみがしみ出してくるという味です。


表面に少し色が付く程度に焼かれたソーセージはソース無しでも十分食べられます。


ドイツに行けばほとんどの街で売っている他、日本のドイツ料理店などでも食べられるとのこと。ドイツでは国民的料理と言えるほどの人気メニューなので、機会があればぜひ1度トライしてみてください。

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in 取材,   試食, Posted by darkhorse_log

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