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「Wii U」は12月8日発売予定で価格はベーシックが2万6500円、プレミアムが3万1500円


任天堂の新ゲーム機「Wii U」の発売日が12月8日予定であることが発表されました。価格はWii U本体(白、内蔵ストレージ8GB)とWii U GamePad(白)、それぞれのACアダプタ、HDMIをセットにしたベーシックセットが税込2万6500円。プレミアムセットは本体とGamePadが黒色になってストレージが32GBに増加、ベーシックの内容に縦置きスタンド、GamePadスタンドスタンドセットを追加したもので、税込3万1500円。

「Wii U」発売日と価格のお知らせ : 2012年9月13日

Wii U発売に関するプレゼンテーション|Nintendo
http://www.nintendo.co.jp/wiiu/index.html


16時から任天堂の岩田社長によるプレゼンテーションが行われました。なお、今回のプレゼンテーションはWii U本体に関する内容のみで、ソフトに関する情報は本日23時からの「Nintendo Direct Wii U Preview」で発表されます。


岩田社長が手にしているのがWii U


Wii Uは任天堂初のHD対応ゲーム機


6年前に発売されたWiiでは実現できなかった表現が可能になっています。


解像度は720p(HD)だけではなく、1080p(フルHD)に対応。単に解像度が上がっただけではなく、グラフィックプロセッサの処理性能も向上しています。

メインメモリはゲーム用に1GB、システム用に1GBの合計2GBを搭載。これはゲーム専用機の中では最大容量で、Wiiの20倍以上にあたります。


システムメモリーに大きく割り当てたのは、ゲームを終了することなくブラウザなどの各種機能を切り替えて使用できるようにした面と、余裕を持たせておき、将来の機能拡張の余地を確保したという面があります。


大容量のメモリーによって、ゲーム世界をより緻密で密度の高いものにすることができ、複数のシーンをあらかじめ読み込んでおくことで、シーン切替ごとに光ディスクから読み出す待ち時間を短縮できます。


メディアには光ディスクを採用していますが、その容量は25GB。読み出し速度は高速化により22.5MB/s。


HD対応機として性能を向上させていますが、一方で省エネ仕様でもあります。定格消費電力は75W。これはたとえばUSBポートも全部使用するなどしてフルに機能を使ったときの数字で、通常にゲームをプレイするときに達することはまずありません。実効的には、消費電力はおよそ40W程度となります。


本体の大きさは46mm×172mm×268.5mmとコンパクト。


周辺機器としては、Wiiリモコン、Wiiハンドル、Wiiボードなど、Wii時代のものがそのまま使用できます。


ソフトもWiiのものがそのまま使えます。Wii用ソフトを起動するときは、Wii Uを「Wiiモード」に切り替えて使用します。


オンラインで購入した追加コンテンツやWiiWare、バーチャルコンソールも、Wii Uに引っ越しして使うことができます。


これがWii U GamePadです。2つのアナログスティックと十字ボタン、ABXYボタン、左右それぞれ2つのLRボタンと、ゲーム機の標準的入力ボタンを備えています。


さらに加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、タッチスクリーン、カメラ、マイク、NFC、ステレオスピーカー、ヘッドホンジャックなどを用意。


センサーバー機能も搭載しており、ポインティング機能と組み合わせて使用できます。ちなみに、一見したところは大きな携帯ゲーム機にも見えますが、単体でゲーム機として動作するものではありません。


ワイヤレスで映像を伝送する製品はいろいろとありますが、一般的には「レイテンシ」と呼ばれる多少の時間の遅れがあるもの。映画やテレビは情報の転送が一方向なのでレイテンシがあっても問題になることはありませんが、ゲームは双方向に情報をやりとりするため、たとえばマリオを操作するときにボタンを押してからマリオが動くまでに遅れがあると、ゲームを快適に楽しむことができません。レイテンシの有無は体験するゲームの価値を大きく左右することになります。そのため、Wii U GamePadではレイテンシを最小にするための工夫を最初から盛り込んで開発されました。そのため、GamePadの画面でもレイテンシを感じることなく遊ぶことができます。


Wiiはゲーム機の置かれている場所を遊びの場に変えて、世界中の人に受け入れられました。


初代ファミコンを超え、全世界で9600万台が売れました。任天堂の歴史の中で最も売れたゲーム機です。


Wiiは「集まればWii」、人が集まったときにWiiがあればみんなで楽しめるというのが大きな強みでした。


8割以上の人がWiiをリビングに設置して遊んでいました。しかしこれは、誰かがテレビを見ていると遊べないという制約も生み出していました。


Wii UではWiiの強みをもっと強くするということで、「集まればWii U ひとりでもWii U」。ひとりで遊べる機能を強化しました。


例えば、お互い相手には画面を見せないようにして手の内を明かさないようにして遊ぶ、1人が別の役割を務める、など。


GamePadと大画面テレビを組み合わせることで、多人数ゲームはさらに進化し、新たなメリットを生み出します。テレビを見ながらスマートフォンやタブレットを触る人も珍しくなく、すでに現代人はこういうことには慣れているはずです。


例えば、GamePadでは常にメニューを開いておいたり、情報を表示させておいたり。これによって、ゲームの流れを遮らずに情報が得られます。


ネットを通じて離れた人と遊ぶときには、GamePadがコミュニケーションデバイスとしても作用します。


1画面だけで遊ぶときにはテレビを使用せずに、手元のGamePadだけで……というように、自由なスタイルで遊べます。Wii Uはテレビゲームの歴史の中で初めて、テレビを占有しなくても遊べるテレビゲーム機なのです。


MiiのUniverseということで「Miiverse」と名付けた空間


Wii Uのプレイヤー同士で情報をやりとりすることができます。家には一人しかいなくても、Wii Uを通じて同じゲームを遊ぶ仲間がいっぱいいたりします。Wii Uでは、一人ではありません。


一人でもみんなで楽しめる。「集まればWii U ひとりでもみんなでWii U」です。


ソフトについては本日23時からのNintendo Directでお話ししますが、その中から2本、「ニュー・スーパーマリオブラザーズ・U」と「ニンテンドーランド」について、簡単にご紹介します。


ニンテンドー3DS向けの「ニュー・スーパーマリオブラザーズ2」は7月末に発売し、約1か月でミリオンを達成しました。


「ニュー・スーパーマリオブラザーズ・U」はWii Uと同日発売。王道マリオの新作が任天堂ハードと同日発売されるのはニンテンドー64以来、16年ぶりです。


「ニンテンドーランド」もWii Uと同日発売。E3のときは多人数プレイを紹介しましたが、その内容は「ひとりでもWii U」を体現するようなもの。


詳細な内容を紹介すると時間が足りないので、23時からのNintendo Directで紹介。


いずれも本体同時発売で、マリオUは税込5985円、ニンテンドーランドは税込4935円。ダウンロード版も同時発売です。


ここからは周辺機器について。「PROコントローラー」はUSB経由で充電、ワイヤレスで4台まで接続できます。税込5040円。


Wiiリモコンプラスは白、黒、赤、ブルー、ピンクの5色でこれまで通り販売を継続します。税込3800円。


ヌンチャクについても同様で販売を継続。税込1800円。


本体は横置きが基本ですが、縦置き用のスタンドもあります。税込315円。


GamePadを立てたまま充電できるスタンドはプレイスタンドとセットで税込1890円。


本体に同梱されるGamePadは1つですが、技術的には2台まで接続が可能です。別売りされるWii U GamePadは税込1万3440円。


本体のセット構成として「プレミアムセット」「ベーシックセット」の2種類があります。共通するのはWii U本体、Wii U GamePad、Wii U本体用ACアダプター、Wii U GamePad用ACアダプター、HDMIケーブル。


ベーシックは本体とGamePadが白色、プレミアムは黒色。内蔵フラッシュメモリーも違いがあり、ベーシックが8GBなのに対してプレミアムは32GB。


プレミアムについては、デジタル販売するソフトについては「Nintendo Network Premium」として、価格の約10%程度のポイントが還元されます。対象ソフトは任天堂、サードパーティいずれでもOKで、ポイントは500ポイント単位でニンテンドープリペイド番号と交換できます。2014年の12月末まで提供されます。


プレミアムは縦置きスタンド、GamePadスタンドセットも同梱。


Wiiリモコンも使えるはずなのに同梱されていないのは、これはすでにWiiを持っている人がいるはずなので、価格を安くするために同梱しなかったとのこと。追加で購入する人のために、リモコンとヌンチャク、センサーバーをセットにしたものを税込5250円で販売。個別に買うよりも2030円安くなります。


Wii Uは12月8日(土)発売予定。プレミアムセットは税込3万1500円、ベーシックセットは2万6500円。


ソフトを紹介するNintendo Direct Wii U Previewは本日23時からです。


・続き
「モンスターハンター3G HD ver.」はWii U本体と同日発売、本体とソフトの同梱セットも


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in ハードウェア,   ゲーム, Posted by logc_nt

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