ハードウェア

スマホも搭載可能なボール紙でできた安価なクレーン「Cardboard Robot」


重機のクレーンといえば高価で一般の人は気軽に購入することはできませんが、材質にボール紙を使うことでコストを抑えた小型クレーン「Cardboard Robot」が登場しました。ツメで挟んで物を運ぶだけでなく、スマートフォンを取り付けて映画監督になったような気分で映像を撮ることができます。さらにはプログラムをカスタマイズすることで、自分の思った通りの動きをさせることも可能とのことです。

Cardboard Robot: open smart phone camera crane & robotic arm by Ken Ihara - Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/392540503/cardboard-robot-robotic-arm-and-smart-phone-camera

The Cardboard Robot - Kickstarter


制作者のKen Ihara氏の横にあるのが「Cardboard Robot」。材質はボール紙で、約6フィート(約1.8メートル)の範囲までアームが届くようになっています。


先端の3つのツメによって325グラムまでの物ならば持ち上げることが可能で……


これぐらいの大きさのぬいぐるみならば運ぶことができます。


アームの動きは記録しておくことができ、全く同じ動作を正確に繰り返すことが可能。


ゴール!


そして、アタッチメントを取り付けることでスマートフォンを設置することもできます。


これによって地面スレスレの視点からの撮影などがスマートフォンで撮影できるのです。


ジョージ・ルーカスのような迫力のある映像が手軽に撮れるかも。


横にスクロールさせるだけでなく、上下にも動かすことができます。


リピート機能がついているので、万が一撮り直しを行う場合でも問題なし。


「Cardboard Robot」を動かすためのソフトウェアはUSB経由でインストールし、これは自分でプログラムを変更することもでき、例えばモーターの速度を調整したりすることが可能です。作成したプログラムはCSVファイルとして保存できるので、Excelで編集することもできます。またcncマシンや3Dプリンターなどを動かすことができる可能性も持っています。


現在「Kickstarter」上で出資を募っていますが、既に目標の1万ドルには到達済み。現地時間で8月20日まで募集は続き、175ドル(約14000円)でクレーンキット、もしくはスマートフォンが取り付けられるキットが手に入ります。


発送は今年のクリスマス頃を予定していて、場合によってはもう少し早くなるかもしれないとのことです。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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